大学アメフト部の問題、自分には関係ない話だと思っていませんか?

大学アメフト部選手による悪質な反則行為に関する問題が、連日報道されていますね。

ワイドショーはこの話題ばかりで、他の報道がまったくされていない状態です。
居酒屋でもレストランでも、間違いなくこの話で盛り上がっています。

そのぐらい、注目されている話題なのですが・・・。

経営者であるあなたは、この問題について、どう思いますか?

「自分のビジネスに関係ないからどうでもいい」

と思っていたらそれはとんでもない間違いです。

監督・コーチと部員という上下関係と生殺与奪の権利を使って
学生を卑劣な反則行為に走らせたことが話題になって、アメフトが知られるようになりましたが、

でも、この事件が起きる前は、アメフトについて知らない人がほとんどだったのではないでしょうか。

私も、まったくアメフトについては知識がありませんでした。

本場アメリカとは違って、日本ではアメフトはマイナー競技。
今回の騒動がなければ、アメフトについて知らなかったでしょう。

しかし、そんなマイナー競技で起きた問題が、連日の報道で全国に知れ渡っているわけです。

冷静に考えると、これは本当に恐ろしい事態なんですね。

と言うのも、今回のアメフト問題のように、知名度が低い会社であっても
悪質な問題を起こしてしまえば、全国に知れ渡ってしまう可能性があるからです。

例えば、コンビニでアルバイトのスタッフがいたずらしたことがメディアに取り上げられて
営業停止にまで追い込まれてしまった事例が実際に複数あるわけですから、

「ウチはまったく関係ない」

と考えるのはあまりにも楽観的過ぎるでしょう。

初動対応ですべてが決まる

では、大学アメフト部の選手による悪質な反則行為の問題が
連日メディアで取り上げられて知れ渡ってしまったのかというと、

メディアでも指摘されていますが、初動対応のミスに尽きます。

問題が起きた直後に、素直に非を認めて謝っていれば、
現在のように問題が大きくなることはなかったでしょう。

「自分たちは悪くない。指示を勘違いした選手が悪いんだ。」

という主張を繰り返したことで、

「言い訳ばかりしている」「選手に責任を押し付けている」

という印象を強めてしまい、問題が大きくなってしまったわけです。

何か問題が起きた場合、責任のある部分は素直に認めて、謝ることが大事。

考えてみれば、問題を起こしたらすぐに謝るということは
保育園や小学校低学年のときに先生から習ったはずなのですが、
大人になると、これができない人が多いんですよね。

先日、私も、自社のサイトに使っている画像を盗まれたので、
画像を盗んだ人に抗議したのですが、謝るどころか、最後は逆切れする始末。

しかも、相手は学習塾の経営者。教育者としてあるまじき対応に悲しくなりました。

学校でのいじめの問題などでも常に感じますが、
教育者と名乗っている人たちは、とにかく謝らない。事実を認めようとしない。
教育者たちの驕りと怠慢がやたらに目立ちますね。

さて、話を戻しますが、問題が起きたら、責任がある部分についてはとにかく謝る。

初動対応としては、徹底的に非を認めて謝ることがとにかく大事。

言い分があることはわかりますが、言ったところが問題が大きくなるだけです。
相手は、言い訳ばかりをしていると受け取るので、態度を硬化してしまうでしょう。

なので、言いたいことをぐっと押さえて、とにかく謝ることを優先してください。

初動対応でミスしてしまうと、問題が大きくなり、解決するまで問題が長期化します。
そうなってしまうと、時間的、経済的、精神的に浪費するだけで、何ひとつよいことはありません。

致命的な問題に発展する前に、初動で謝って、早期に事態を収束させましょう。

なぜ、謝れないのか?

とは言っても、実際の場面になると、謝れない人は多いですよね。

なぜ、謝れないのかというと、ひとつは賠償の問題。もうひとつはプライドの問題。

賠償については、確かに謝ることで罪を認めたことになるので、
賠償責任が発生する可能性がありますが、それでも謝るべきです。

謝れば、許してくることがほとんどで、賠償に発展することは稀です。

仮に、賠償責任が問われるような問題については、
謝っても謝らなくても裁判になるので、事前に謝ることで誠意を示すことが大事です。

「自分は関係ない。むしろあなたの方が悪い。」

などと言ってしまえば、相手の処罰感情が膨らんで、問題が大きくなってしまいます。

なので、初動対応としては、とにかく謝ることに徹してください。

もうひとつのプライドの問題についてですが、
謝ることができない人は、プライドが高い人が多いですね。

しかし、考えてみてください。

謝るタイミングを逸して、問題が大きなってから謝ることの方が
はるかにプライドが傷つくことになりますよね。

今回のアメフトの問題でも、監督やコーチが記者会見で批判にさらされて、
ネットでは誹謗中傷を受けるなど、完全にプライドを傷つけられているわけです。

なので、プライドを守るために、謝りたくないというのは間違った考え方です。
初動対応でしっかりと謝って、事態を鎮静化させましょう。

まとめ

今回のアメフト部選手による悪質な反則行為に関する問題では、
初動対応のミスで大学ブランドが崩れるぐらいに問題が拡大しました。

結果、監督・コーチだけでなく、大学までも激しく非難され、
事態が収拾する見込みはまったくたっていない状況です。

今回の騒動は決して他人事ではありません。

会社経営をしていれば、いつ起きてもおかしくない問題です。

初動対応のミスが、会社の存続に関わる致命的な問題に発展する恐れがあります。
だからこそ、初動対応では責任を明確にして謝ることを優先してください。

島倉大輔プロフィール

経営コンサルタント 島倉大輔

 

有名人気企業の取締役、国立研究所の研究者の地位を捨て、失意のアルバイト生活から這い上がってきた壮絶な逆転人生。「人生、何度でもやり直せる!」を信条に、コンサルティングを開始。全国延べ1,700社以上の会社や個人を支援し、各業界で勝ち組企業や成功者を生み出してきた。現在、全国の経営者や起業家を支援するために、日々コンサルティングに奔走している。「行動すれば人生は変わる」が信条。

 

朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載も多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。

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