読者から共感を得られるコンテンツづくりの方法

マーケティング

オウンドメディアやブログ、メールマガジンなどで
コンテンツをつくるときに大事なのが読者の共感です。

読者から共感を得られなければ、コンテンツをいくら作っても無駄。

100記事書いても、300記事書いても、
1000記事書いても、何の反応も得られないでしょう。

最悪、二度とオウンドメディアやブログを訪問してくれなくなるかもしれません。

しかし、読者から共感してもらえるコンテンツであれば、
たとえ1記事でも反応が得られるんですね。

一字入魂。

一つひとつの文字に魂を込めるぐらいの気持ちで
コンテンツづくりをすることが大事です。

では、具体的に、どうやったら一字入魂の記事が書けるのか
読者から共感を得られるコンテンツづくりについて解説します。

コンテンツの大原則

コンテンツをつくるときに、絶対に守らなければいけない3つの原則があります。

それは、

  • わかりやすいこと
  • 読者の役に立つこと
  • 読者目線であること

の3つです。それぞれについて詳しく解説します。

(1)わかりやすいこと


コンテンツは、わかりやすさが何よりも大事。
小学6年生が読んでもわかるレベルで表現しましょう。

専門用語の羅列やカタカナ語ばかりを使うと
読者がストレスを感じてしまいます。

最後まで記事を読んでもらえません。

共感以前の問題です。

どんなに素晴らしい記事を書いたとしても、
読んでもらえなければまったくの無意味です。

なので、専門用語やカタカナ語が並んでいる
難解な文章にならないように気をつけてください。

基準は先ほども言ったように、小学6年生。

小学6年生がさーっと読める文章をつくることを心がけましょう。

(2)読者に役に立つこと


わかりやすい記事であっても、中身がなければ意味がありません。

読者は自分にとって有益な情報を探しています。

抱えている悩みや問題を解決するために、
ネットで検索をしているので、

そういった悩みや問題の解決につながる
有益な情報を盛り込んだ役立つ記事を書いてください。

読者が「この記事はとても役立つ」と思えば、
オウンドメディアやブログに訪れてくれます。

そして、メルマガに登録してくれたり、あなたがお勧めする商品を買ってくれるでしょう。

つまり、読者に役立つ記事を書くことが
ビジネス成功の鍵を握っているわけです。

たまに、自分が言いたいことを言っているだけの記事、
自己満足の記事や自慢話をしているだけの記事を見かけますが、

そういった記事をいくら書いたところで、読者は読んでくれません。

  • 読者にとって役立つ情報
  • 読者にとって気づきや学びのある情報
  • 読者にとって刺激のある情報
  • 読者にとって価値のある情報

を盛り込んだコンテンツをつくってください。

(3)読者目線であること


コンテンツをつくるときは、読者目線であることが大事。

コンテンツは、あなたのためにあるのではありません。
コンテンツは、読者のためにあるものです。

なので、読者目線でコンテンツをつくりましょう。

読者がいるところまで降りて行って、読者の立場にたって記事を書いてください。

「読んでみたい」「クリックしてみたい」と
思ってくれなければ、読者は行動してくれません。

だからこそ、「これを書いたら読者はどう思うだろうか」ということを常に意識しましょう。

読者が置かれている状況、読者が使っている言葉や言い回し、
抱えている悩みや問題、痛み、苦しみなど理解して記事を書く。

抽象的な表現は避けて、具体的で、再現性のあるものを提供する。

情報の出し惜しみはせずに、全部公開する。

といったことを意識して記事を書くだけでも、反応は変わってきます。

共感を得るには、読者の立場にたつ。

いや、読者そのものになるぐらいのつもりで、記事を書いてください。

記事を書く手順

次に、記事を書く手順について説明します。
手順としては、以下の4つのステップになります。

(1)徹底的にリサーチをする


記事をいきなり書き始めてはいけません。
まずは徹底的にリサーチをしてください。

では、リサーチとは何をするかというと、読者に聞くことです。

  • どういうことで悩んでいるのか?
  • どのような問題を抱えているのか?
  • 悩みを解決して、将来どうなりたいのか?
  • そのために、どのようなものが欲しいのか?

といったことを読者に聞いてください。

手段としては、アンケートをとる、またはフェイスブックで繋がっているのであれば、
メッセージを使って直接聞いてみるとよいでしょう。

大抵、ほとんどの人は、この手間を省いています。

読者に聞くことをせずに、勝手に想像だけで記事を書くので、反響がとれないんですね。

読者のためにコンテンツをつくるので、読者に直接聞いてみることが大事です。

思わぬヒントが得られるので、かならず実施してください。

(2)書くことを整理する


読者へのリサーチが終わったら、何を書くのか、整理しましょう。

リサーチしたことをカテゴリー分けして、

  • どういったテーマで記事を書くか
  • どういった順番で記事をかくか

といったことを、マインドマップなどを使って整理してください。

記事を書いているとき、つい横道にそれてしまって
本来書きたかったこととは違うことを書いてしまうことがありますが、

書くことを整理しておけば、そういったことを防ぐことができます。

なので、リサーチが終わったら、ネタを整理しておきましょう。

(3)コンテンツを作る


さて、いよいよコンテンツづくりに取りかかるわけですが、
事前に、リサーチをして、ネタを整理しているので、スラスラと書けるはずです。

オウンドメディアやブログで、何を書いていいのかわからないという人がいますが、
そういった人は、読者へのリサーチやネタの整理をしていないんですね。

パソコンの前に座ってから、ネタを考えることになりますが、
書くことを決めずにパソコンに向かうと、ネット検索で時間を浪費することになります。

ネタを探している途中で、おもしろそうなサイトや
ユーチューブなどを見つけて、ハマってしまうんですね。

そうなると、あっという間に時間が過ぎてしまうので注意してください。

書くことを決めずに、パソコンに前に座ってはいけません。

事前に書くことを決めてからパソコンに向かうことが
大事であることを覚えておいてください。

(4)最後に推敲する


小学校の作文の授業でも習ったと思いますが、
コンテンツを作り終えたら、すぐに投稿するのではなく、かならず推敲しましょう。

誤字脱字や表現、ロジックの構成など、記事全体を見直してください。

出来れば、記事を書き終えたら、一晩寝かしておくとよいでしょう。

そして、翌日、頭が切り替えられた状態で推敲すると、
記事の穴が驚くほど見えるので効果的に推敲することができます。

推敲が終われば完成。推敲後、投稿してください。

コンテンツづくりにおいて意識しておくべきこと

コンテンツづくりにおいて、絶対に意識しておいて欲しいことがあります。

それは、3つのNotと呼ばれている3つの壁で、

  • 読者は読まない
  • 読者は信じない
  • 読者は行動しない

ということです。

例えば、検索して、あるサイトを見つけたときに、
欲しい情報が書かれていないければ、そのページを閉じますよね。

まさにそれが、「読まない」という壁です。

また、「1タップで年収3000万円!」というコピーを見たときに、胡散臭いと思いますよね。

それが、「信じない」という壁です。

仮に、「信じない」壁を突破したとしても、

「1タップで年収3000万円を手にする方法を書いたレポートを無料配布しています。
 こちらのボタンをクリックしてダウンロードしてください」

と書いてあるのに、クリックしてもらえない。これが「行動しない」という壁です。

共感してもらえるコンテンツをつくり、最終的にそれを利益につなげるには、

「読まない」「信じない」「行動しない」

の3つの壁をクリアしなければいけません。

なので、どうやってこの3つの壁を超えることができるかということを
コンテンツづくりにおいて意識しておくことが大事です。

ちなみに、今回は、3つの壁のなかで

最初の関門になる「読まない」とその次の「信じない」の2つの壁を超える方法について解説します。

「読まない」と「信じない」の2つの壁を超える方法


読者は読まない。
読者は信じない。

という2つの壁を超えるには、ストーリーを使うのが効果的です。

なぜ、ストーリーがいいのかと言うと、
言いたいことをまとめて表現することができて、記憶に残りやすく、
読者も抵抗感なく受け入れやすいからです。

さらに、失敗談を語ることで、共感してもらうことができ、
自分のストーリーを疑似体験してもらうことで、深い共感を得ることができます。

ドラマや映画を見たときのことを思い出してください。

知らず知らずのうちに、ストーリーに入り込んで、
その世界に引き込まれていますよね。

そう、ストーリーを使うことで、読者の感情を巻き込むことができるんです。

なので、「読まない」「信じない」の壁を超えるために、ストーリーの活用を考えてください。

とは言っても、ストーリーなんて難しくて、自分には書けないと思うかもしれません。

そういった人にお勧めなのが、体験談です。

自分が体験したことをそのまま書く。

自分自身が体験したことなので、リアルな表現ができ、
読者の心をつかみやすいんですね。

自分自身のこと、さらに自分の失敗談や恥ずかしい過去をさらけ出すのは
抵抗感があるかもしれませんが、誰もがやりたくないことをやるから共感してもらえるんですね。

ぶっちゃけ、失敗談を失敗談として眠らしておくことの方がもったいないと思いませんか。

わたしなら、失敗談を使ってぶっちぎりの成功をつかむことを考えます。
その方が、失敗談を活かせるので、いいですよね。

だからこそ、自分の過去、

特に、失敗したこと、辛かったこと、悩み苦しんだこと、恥ずかしいこと、怒りを感じたこと、
過去の闇の部分、自分の黒歴史など、強い感情を伴う体験、経験談を隠さずに曝け出してください。

そこに、読者は惹きつけられて、信頼、共感してくれるわけです。

表層的で、客観的。ロジックガチガチの高学歴の人が書くような文章に誰も共感しません。

ロジックなんてある程度無視でも構いません。
主観的で、喜怒哀楽の感情をぶちまけた記事を書きましょう。

まとめ

以上、読者から共感を得られるコンテンツづくりの方法について解説しました。

オウンドメディアやブログ、メルマガでは
読者に共感してもらうことが大事であることがわかっていただけたと思います。

読者の気持ちを考えて、愛情を持って想いを言葉で伝える。

それが共感を得られるコンテンツです。

そして、読者から共感が得られるコンテンツを作り続けることで
自然と読者からの反応も高まっていくでしょう。

無理やり、煽って売ろうとする人がいますが、
瞬間的に儲かるかもしれませんが、長続きはしません。

ビジネスは継続、発展。

長く続けて、発展していくことが大事。

だからこそ、煽って売るのではなく、読者から共感してもらえる
愛のあるコンテンツづくりをしていきましょう。

島倉大輔島倉大輔

島倉大輔

経営コンサルタント。就職人気ランキングトップ企業の取締役、国立研究所の研究者の地位を捨て、失意のアルバイト生活から這い上がってきた壮絶な逆転人生。「人生、何度でもやり直せる!」と信条にコンサルティングを開始。各業界で勝ち組企業や成功者を生み出してきた。朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。

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島倉大輔

経営コンサルタント。株式会社マーキュリーコンサルティング代表取締役。就職人気ランキングトップ企業の取締役、国立研究所の研究者の地位を捨て、失意のアルバイト生活から這い上がってきた壮絶な逆転人生。「人生、何度でもやり直せる!」と信条にコンサルティングを開始。各業界で勝ち組企業や成功者を生み出してきた。朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。博士(学術)。

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