今からオウンドメディアを始める初心者が知っておくべきこと

マーケティング

新しい元号「令和」になってから、日本経済が大きく揺れ動いています。

経団連会長やトヨタ社長による終身雇用制の限界発言。

NECや富士通、カシオ、コカ・コーラなど
大手企業での相次ぐ45歳以上の社員の早期退職勧奨。

サイボウズのマネージャーポジションの廃止宣言。

大手のアルバイト・パート職の大量募集、時給アップ。

などですが、これらの動きは、一つひとつ独立しているわけではなく、
全部つながっているんですね。


要は、終身雇用制度がついに終わるということです。


終身雇用制度が終わると、

組織から、マネジャー、中間層が排除され、
組織は限りなくフラット化していきます。

そして、組織に残るのは、幹部と幹部候補のわずかな社員だけ。

あとは、スペシャリストとアルバイト、パートという構造になっていくでしょう。


今後、企業が事業を始めるときは、プロジェクトを組んで、
外部のスペシャリストに入ってもらう形になるので、

もはや、高給取りで生産性の低いマネジャーや中間層は要らなくなるわけです。


なので、これからの時代、スペシャリストにならなければ食べていけません。

そして、スペシャリストになるためには、

自分の専門性を磨き、かつ独立、起業しても食べていける力、
つまり、仕事を獲得できる能力、集客の技術を身に付ける必要があります。


その要となるのが、オウンドメディアでの情報発信なんですね。

仕事を獲得していく、集客できるようになるためには、
自分が情報発信をしていく媒体であるオウンドメディアを持って、
継続的に情報発信していくことが必須になるでしょう。

だからこそ、これからの時代の動きを見越して、
いち早くオウンドメディアに取り組んでください。


そこで、今回は、これからオウンドメディアを始める初心者に対して、
始める前に知っておいてもらいたいことがあるのでお伝えしたいと思います。

何の反応やアクセスがなくても気にするな!


オウンドメディアを始めたばかりの頃は、
記事を書いてもまったくアクセスが集まりません。

アクセス解析しても、アクセス件数は1件、2件で、
それも全部が自分のアクセスした件数。

こんな状態が続くと、本当にアクセスが集まるんだろうかとノイローゼ気味になりますが、
最初は、アクセスを気にしないでください。

絶対量が少なすぎるからです。

とにかく、記事がある程度まで蓄積するまでは気にしないようにしましょう。

記事が、100、300と貯まっていくと、
突然アクセスが伸び始めていくんですね。

どのぐらいの記事数でブレイクポイントを迎えるかは
オウンドメディアのテーマにもよるのですが、
最低でもまず100ぐらいは記事を書いてください。

書いていくうちに、記事を書くのがうまくなっていくので、質が向上します。
また、習慣化すれば、記事を書くのも苦労しなくなるでしょう。


とにかく書き続けることが大事。

始めたばかりのうちに、アクセス数や反応を気にしてはいけません。

むしろアクセスや反応がでるまで、粘り強く記事を書き続けましょう。

読者にもっとも受ける記事とは?


読者に受ける記事、それは、自分の意見や経験を書いた記事です。

考えてみれば当たり前で、
検索してもでてこない完全オリジナルの貴重なものだからです。

そもそも、グーグルは二重投稿について禁止していて、コピペはできません。

だからこそ、自分の意見や独自の経験を記事にすることがとても大事になってきます。

ビジネスやプライベートを充実させていきながら、それをまとめて記事にする。
そういった好循環を生み出していきましょう。


ちなみに、過激な意見を書くと炎上することがありますが、
ほとんどの人はそれを恐れて、自分の意見を書こうとしません。

だからこそ、積極的に自分の意見を発信すべきです。

当然、尖がった意見であればあるほど
誹謗中傷や嫌がらせのようなコメントが来ますが、
そういったものを真に受けたり、対応してはいけません。

オウンドメディアで成功したければ
嫌なものを見ない、スルーする力を身に付けてください。

カテゴリーをうまく使おう


記事が増えていくと、読者が記事を発見しにくくなるので、
カテゴリーを使って整理してあげることが必要です。

そして、カテゴリーは上位表示にも効果があるので、かならず活用してください。


ちなみに、カテゴリーでもっともダメなのが「その他」

気づいたときには、「その他」の記事が一番多いなんてことにもなりかねないのですが、
何の記事が格納されているのかわからないので、「その他」はやめましょう。

また、「新着記事」や「ニュース」も意味不明。

見ただけで、「なるほど、こういう記事があるんだな」ということが瞬時でわかる
そういったカテゴリーを考えてください。

高いスペックのパソコンを用意しよう


たまに、クソしょぼいスペックのパソコンを
使っている人がいるのですが、絶対にそれはやめてください。

記事を書くのに慣れてくると、作業スピードがあがってきますが、
スペックが高くないパソコンだと、処理が追いつかないので、
極めて効率が悪くなります。

オウンドメディアだけでなく、これからはソーシャルメディアや
ユーチューブなどをフル活用して情報発信をしていく時代なので

ビジネスの拡張性を考えれば、やはりスペックの高いパソコンを用意すべきです。


なかには、スマホやタブレットでオウンドメディアを運営している人もいますが、
はっきり言って文字主体のオウンドメディアをやるときに、

スマホやタブレットでは役不足です。

パソコンは筆記用具だと捉えて、ちゃんとしたスペックのものを買いましょう。

とにかく続けることが大事


さて、最後に言いたいこと、それはとにかく続けることです。

最初に、最低でも記事を100ぐらいは書くということをお伝えしましたが、
実はほとんどの人が100記事を書かずに諦めているんですね。

仕事を獲得する、集客するには、オウンドメディアでの情報発信が絶対に必要になりますが、
記事を書くのを途中で諦めるという意味が、私にはわかりません。

もうわたしはビジネスを諦めました、もうやりませんと言っているようなものです。

継続して情報発信をしなければ、自分のことを認知してもらえません。

自分はどういった人で、どんなビジネスをしているのか。
どういった価値を提供できるのかということを知ってもらうこともできません。

だからこそ、始めたら諦めずに続けてください。


反応がなくても、アクセスがなくても、とにかく続ける。
続けることで、少しずつアクセスが集まるようになってきて、
やがてあるタイミングでブレイクポイントを迎えることができるでしょう。

そのときが来るのを楽しみにしながら頑張ってください。

島倉大輔島倉大輔

島倉大輔

経営コンサルタント。就職人気ランキングトップ企業の取締役、国立研究所の研究者の地位を捨て、失意のアルバイト生活から這い上がってきた壮絶な逆転人生。「人生、何度でもやり直せる!」と信条にコンサルティングを開始。各業界で勝ち組企業や成功者を生み出してきた。朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。

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島倉大輔

経営コンサルタント。株式会社マーキュリーコンサルティング代表取締役。就職人気ランキングトップ企業の取締役、国立研究所の研究者の地位を捨て、失意のアルバイト生活から這い上がってきた壮絶な逆転人生。「人生、何度でもやり直せる!」と信条にコンサルティングを開始。各業界で勝ち組企業や成功者を生み出してきた。朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。博士(学術)。

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