「島倉さん、お勧めの本、ありますか?」
という質問をめちゃくちゃよく受けるのですが、
ちょっと待ってください。
この質問、本当に意味ある質問なのでしょうか。
お勧めの本を勧めてもらいたいという気持ちは、十分に理解しています。
気持ちはわかるのですが、この質問をしてはいけません。
なぜなら、こんな質問をする人は、ビジネスで成功できない典型的なタイプだからです。
万人向けの本なんてない!
まず、ビジネス書について、わたしの見解を述べておきたいと思います。
「基本的に、万人向けの本はない」
これが、わたしのビジネス書についての見解です。
童話や小説であれば、お勧めしたい本はあります。
しかし、ビジネスに関してはないんですね。
と言うのも、読む人のレベルや成長段階によって、適した本は変わってくるからです。
例えば、ビジネスを始めたばかりの初心者に、
小難しいコピーライティングや
ネットマーケティングの本を勧めても、理解できないでしょう。
ローンチについては、絶対に読んでおくべき本ですが、
初心者が読んだとしても、まったく理解できません。
なので、相手がどのレベルなのかということを知らなければ
気軽に本なんて無責任に勧めることなんてできないんですね。
読む人のレベル、成長段階によって、適した本は変わってくる。
万人向けの本なんてないということを理解してください。
「お勧めの本を紹介してください」というのは受け身の姿勢の表れである
冒頭で、そもそもこの質問をする人は
ビジネスで成功できないタイプだと言いましたが、
なぜなのか、その理由、あなたはわかりますか?
本当に本を読む必要があるのであれば、
お勧め本について聞く前に、自分で買って読むべきです。
お勧め本を紹介して欲しいというのは、受け身の姿勢なんですよね。
必要があるのであれば、まず行動してみる。
成功したければ、こういった積極的な姿勢で臨むのが基本。
なので、例えば、営業について知りたいのであれば、
営業について数十冊まとめ買いして、読んでください。
10冊ぐらい読むと、だいたいのことはわかります。
自分のなかに勘所が生まれるんですね。
そうしたら、あとは必要に応じて、追加購入していけばよいでしょう。
本来、本というのはそうやって読むべきものです。
人に勧められたから読むというのは、受け身で、
ビジネスをする人の取るべき態度ではありません。
ビジネス書は、童話や小説とは違って、人から勧められたから読むべきものではありません。
自分の知識や経験のレベルに応じて、必要なものを選択するようにしましょう。
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