「商品なんてなくても起業できる」
セミナーでこの話をすると受講者にとても驚かれます。
恐らく、この話をする講師はわたしぐらいなんでしょうね(笑)
そのぐらい、みなさん商品のことばかり考えているんですね。
しかし、「何を売るか」ということばかり考えている人は、
起業してもイマイチ稼げずに終わるのが真実です。
実は、起業するときに商品について考えてはダメなんです。
商品よりも、もっと考えるべき問題が他にあるのですが、
起業セミナーではそういったことを教えてくれないので、
受講した人が軒並みうまくいかないですね。
なので、起業セミナーや創業スクールで教わったことは
今すぐにゴミ箱に捨ててください。
ビジネスを、商品ありきで考えるのはもうやめましょう。
商品づくりに時間をかけるのはハイリスクである
そもそも、商品づくりに時間をかけるのはハイリスクであることを理解してください。
わたしはコンサルタントとしていろいろな業種を見てきましたが
どのような業種でも商品づくりに一生懸命な人は儲かっていません。
儲かるどころか、廃業する人もかなりいました。それが現実です。
なぜ、そうなってしまうのかというと、
まず、商品づくりにはかなりの時間がかかるので、
起業してもなかなかキャッシュを得ることができないんですね。
商品づくりに没頭する人は完璧主義の傾向が強いので、
商品が出来上がるまでまったく売ろうとしません。
そうなると、いつまで経っても、売上がたたない状態が続くわけです。
しかし、開発コストはかかるので、結局資金繰りが苦しくなって行き詰ってしまうんですね。
また、時間と労力、お金をかけて開発した商品が、本当に売れるかどうかはわかりません。
商品づくりにのめり込む人は、「これなら売れる」と
思い込みだけで商品開発を進めるので、実際売ってみると売れないことが多い。
そうなってしまうともうどうしようもありません。
商品づくりに時間をかけるのはリスクが高いので、絶対にやらないでください。
購入者のサポートに時間と労力をとられる
仮に、自分でつくった商品が売れたとしても、
サポートやフォローの不備で行き詰ることがよくあります。
つまり、商品のことは考えていても、
購入者のサポートやフォローまでは考えていないんですね。
なので、せっかく商品が売れたのに、
購入者の対応が追い付かずにクレームが拡大して
廃業に追い込まれることになってしまうわけです。
自分で商品を用意するのであれば、同時にかならずサポート体制を用意してください。
購入者へのサポート体制が整えられないのであれば、
自分で商品を用意すべきではありません。
考えるべきは、商品よりも集客
そもそも、起業するときに、商品よりも考えるべきことがあるんですね。
それは、集客です。
目の前にお客がいなければ、いくら商品を用意しても売ることはできません。
米国の有名なマーケッターである、ダン・ケネディは、
起業家や経営者はマーケッターだ。
商品を作ったり、営業したり、発送したり、梱包したりするな!
そんなことをしていたら大成はしないし、一生自由になれない働き方だ!
と言っています。
実際、経営者の最大の悩みは集客。
逆に言えば、集客さえ解決すれば、売るものなんて大した問題ではないんですね。
わたしがお勧めするのは、代理店、もしくはアフィリエイト。
どちらも、他人の商品ですが、「売れているものを売る」ので成功しやすいと言えるでしょう。
時間や労力、お金をかけて、商品づくりをしても、
結果、売れなかったら意味がありませんよね。
なので、自分の商品を用意しなければならないという考え方を捨てましょう。
ビジネスで成功したいのであれば「売れているものを売る」ことを意識してください。
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