経団連が、今年の春闘の方針として
年功序列や終身雇用、新卒一括採用をはじめとする
日本型雇用システムの見直しについて言及しました。
企業側としては、
同時期に大量に人を雇って、競わせる。
賃金を、年功序列や終身雇用にすることで、会社に忠誠を尽くさせる。
といったメリットがあったので、
長期に渡って日本型雇用システムを採用し続けてきたわけです。
また、働く側、労働者にとっても、
長期間、勤務することができるので、生活が安定する。
というメリットがあったわけです。
つまり、企業側にとっても、労働側にとって、お互いにメリットのある
言わば、企業と労働者は運命共同体とも言える仕組みだったと言えるでしょう。
しかし、その日本型雇用システムがついに終わろうとしています。
日本型雇用システムの役割は終わった
日本型雇用システムは、
右肩上がりの経済のときに効果的なシステムなので
高度経済成長期に日本型雇用システムが浸透して
企業が大きく成長できたわけです。
しかし、現在のように右肩下がりの縮小経済で、
新しい技術革新が必要な時代に、完全に機能しなくなりました。
AI、フィンテック、自動運転、5G、Iot、次世代情報システム。
こういった最先端の技術を実現するには、
国内だけでなく、世界から優秀な技術者を集めなければいけません。
そこで、弊害となっているのが、日本型雇用システム、旧態依然とした給与体系なわけです。
優秀な技術者を採用するには、少なくとも、年収3000万円が必要ですが、
従来の給与体系では、到底支払うことができません。
だからこそ、大手は旧来の賃金体系、日本型雇用システムの見直しに躍起になっているわけです。
雇用システムは、随時採用、能力賃金、有期雇用に変わっていく
従来の新卒一括採用、年功序列、終身雇用制度は、
随時採用、能力賃金、有期雇用に移行していくでしょう。
そして、従来の日本型雇用システムは完全に終わるわけです。
これからの時代、就職すれば定年まで安心という考え方は通用しません。
何かの分野に秀でたスペシャリストやクリエイターになって
新しい価値を生み出せる人間にならなけければ、食べていくことはできなくなるでしょう。
価値を生み出せるスペシャリスト、クリエイターになって、高収入を得るか。
または、マニュアル通りに仕事をするだけのマックジョブで
低賃金に甘んじるかのどちらかしかありません。
専門的な知識や技術、経験のないただの会社人間、
生産性が低く、年功序列で守られてきたバブル組は、確実に居場所がなくなります。
追い詰められる前に、とにかく動き出すことが大事です。
会社に頼るという考えたはいち早く捨ててください。
安易な考え方で飲食店やカフェ起業をするのはやめよう!
会社に居続けることはできないからといって
安易に、飲食店やカフェ起業するのはやめましょう。
飲食やカフェは参入障壁が低く、参入しやすいので
完全な超レッドオーシャン市場です。
そして、何の知識やプランもなく起業する人が多いので、
昨年、飲食業は過去最多の倒産件数を記録しています。
誰でも簡単にできそうだという思い込みや
オーナーと呼ばれてみたいという甘い幻想は捨てましょう。
飲食業での起業は甘くはありません。
実際、飲食業での起業で失敗した人たちをたくさん見てきました。
起業するならお金のかからないビジネスを選びましょう
転売、せどり、アフィリエイト、動画編集、クローザーなど、
元手がなくても大きく稼げるビジネスはたくさんあるので、
まずはそういったビジネスにチャレンジするとよいでしょう。
間違っても、知識や経験がないのに
大きな投資が必要なビジネスを始めないでくださいね。
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