普段、FXで勝つためのトレード手法を教えていますが、
過去に全資産を溶かしたことのある生徒の話を聞いているうちに
トレードで勝てない人には共通する特徴があることに気づきました。
そこで、今回は、負けトレーダーに見られる特徴についてお話します。
インジケーターを使い過ぎている
勝てないトレーダーにかならず見られる特徴ですが、
負けトレーダーはとにかく使っているインジケーターが多いですね。
インジケーターのサインが重なったところが、
ポジションをとるところであったり、利確ポイントであると勘違いしているのですが、
残念なことに、そういったトレーダーは、
なかなかポジションがとれず、かつ利確は短く、損切は遅くなりがちです。
複数のインジケーターを使うと、判断基準が統一せずに、ブレてしまうので、
どうしてもそうなってしまうんですね。
なので、インジケーターは絞りましょう。
少なくとも3つまで。それ以上は、判断基準が増えすぎてしまって、
まともにポジションがとれなくなってしまいます。
インジケーターはあくまでも自転車の補助輪のようなもので、
トレードに慣れるまでの補助的なものであると考えてください。
最終的にはローソク足の挙動だけでトレードできるレベルを目指しましょう。
ラインを引き過ぎている
インジケーターと同じで、ラインを引き過ぎる人も勝てません。
理由は、インジケーターと同じで、判断基準が増えすぎてしまって、
何を基準に、ポジションをとり、利確、損切していいのか、わからなくなるからです。
ラインを引くということは、チャートを分析をするということ。
分析とは、どこでポジションをとり、
どこで利確、損切するのかをわかりやすくするということなので、
たくさんのラインを引いて、複雑化するのは分析とは真逆のこと。
そもそも、ラインを引くのであれば、
サポートなのか、それともレジスタンスなのか、
意味づけをしっかりとして引いてください。
値ごろ感でトレードしている
専業トレーダーのようにチャートに張り付いている人であればいいのですが、
初心者が、何となく安いからという理由でポジションをとると
確実に損小利大のトレードになるので注意してください。
トレードでは、安く買って、高く売ると言われていますが、
相場が高い、安いというのは後になってわかること。
例えば、バブル絶頂期に、株価や地価が高いと思った人は少数でした。
後から、あの時は異常だったと気づいたわけです。
また、リーマンショックのときは、安く感じても
底が見えないので、投資できない人がたくさんいました。
なので、値ごろ感でトレードしてはいけません。
基本は、テクニカル分析。根拠をしっかりと確認してトレードしましょう。
トレードのシナリオがない
何も考えずにポジションをとる人がいるのですが、
絶対に資金を溶かすことになるので、やめてください。
毎回、トレードする前に、シナリオをきちんと立てましょう。
今日は、ロング、ショートのどちらで攻めるのか。
どこでポジションをとり、どこで利確するのか。
また、損切ポイントをどこに設定するのか。
といったことを分析してからトレードを開始してください。
負けトレーダーの特徴として、損切ポイントや利確ポイントをずらす人がいますが、
まさにそれは、シナリオを立てずに、何となくトレードしている証拠。
損利ポイントや利確ポイントをずらした時点で、
何のためにシナリオを立ててポジションをとったのか、意味がなくなってしまいます。
そうならないように、シナリオを立ててからトレードしましょう。
負けたトレードを一切見直さない
負けトレーダーは、自分が負けたトレードを見直すことをしません。
負けたらそれで終わりでは、失敗から学習することはできません。
トレードについては、全部記録をとりましょう。
自分の負けトレードを記録、分析して、自分の弱点、判断ミスを把握する。
そして、それを次回からのトレードに活かしていきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
仮に、今トレードで負けていても、悲観しないでくださいね。
本稿で解説してきた5つの要点を見直して、
自分に何が足りなかったのかを確認しましょう。
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