2019年3月25日、株式市場が急落しました。
その理由は、米国債10年物の利回りが3カ月物を
11年半ぶりに下回る長短切りの逆転現象、
いわゆる逆イールド現象が起きたことが原因でした。
逆イールド現象の恐怖を知っている方は、動揺されたかもしれませんね。
と言うのも、過去30年間、
- 1991年の不動産バブル崩壊
- 2001年のITバブルの崩壊
- 2008年のリーマンショック
の3回あった不況は、逆イールド現象を端に発生しているからなんですね。
正確に言うと、10年物の利回りが、2年物より低くなると
間違いなく不況になると言われていますが、
今回は、まだ3カ月物なので、大不況になるとまでは言えません。
が、だからと言って、油断は禁物。手をこまねいていてはいけません!
来るべき不況に備えて、積極的に手を売っていいくことが大事。
では、具体的に何をしたらいいでしょうか。
不況時は、新規客の獲得よりも、リピート重視の経営を!
2008年に発生したリーマンショックでは、
都内でたくさんの飲食店が潰れました。
不景気で、給与があがらず、雇用も安定しないことから
外食する人が減って、内食がブームになるほどでした。
当時、わたしがご支援していた飲食店も
かなりの危機的な状況に追い込まれましたが、
事前に手を打っていたので、なんとか乗り切ることができました。
では、実際にどうような手を打ったのかというと、
それは、新規客の獲得からリピート重視の経営にシフトしたことです。
派手な広告宣伝は控えめにして、既存客にリピートしてもらうことだけに専念しました。
具体的には、「貧乏店が繁盛店に生まれ変わる4つの秘策」でも書いたように、
- アンケート調査
- サンキューレター
- ニュースレター
- セールスレター
を実施してもらい、既存客の囲い込みを徹底。
無事に危機を回避することができたわけです。
早く手を打つことが大事。今すぐにリピート施策を打て!
仮に、数年内に世界規模の不況が起きたら、
先ほどお伝えしたようにリピート重視の経営にシフトしてください。
予算をかけて宣伝をしても、新規客を獲得するのは難しいので、
既存客にリピートしてらもうことに専念しましょう。
リーマンショックのときは、まだSNSが普及していませんでしたが、
現在は、フェイスブックやインスタ、ユーチューブなど、
顧客と繋がるメディアがあるので、それらを活かしていくべきです。
また、ネット時代だからこそ、紙媒体でのコミュニケーションも大事。
葉書や手紙を使った、自筆でのサンキュレター、ニュースレターは
既存客との関係維持に効果的なので、面倒臭がらずにやるべきでしょう。
そして、何よりも大事なのは、早く手を打つこと。
不況になってからリピート施策を始めても間に合いません。
場合によっては、対策の遅れが致命傷になるでしょう。
なので、来たるべき不況に備えて、今すぐに本気でリピート施策を始めてください。
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