ビジネスでかならずつまづくのは集客。
「集客ができずに困っている」
「お客が何を求めているのかわからなくなった」
という相談が、連日のようにあるのですが、
だいたいこの手の相談をされる人は、大きな間違いをしています。
そして、その間違いに気づくことなく
広告やセールスページなどを変える。
商品の改善を試みる。
といった誤った対応をしてしまいます。
確かに、そういったことをすれば
多少は結果はでるかもしれませんが、結果は長続きしません。
なぜなら先ほどの大きな間違いとは、
根本的な部分、根っこの部分で間違っているからです。
では、それは何かというと、
すべての人に売ろうとしていることです。
いや、そんなことはありません!
ちゃんとターゲットを決めてますよ。
という反応が返ってきそうですが、そう思っている人でも
ターゲットを決めることなく、すべての人に売ろうとしています。
これ、誰もが陥る罠で、
特に、売上が思ったようにあがっていないときに
焦る気持ちからやってしまうんですよね。
でも、これをやったら絶対に売れません。
すべての人を対象にしてしまうと、
メッセージや商品そのものがぼやけてしまって
まったく刺さらないものになるからです。
街を歩いていて、財布を落とした人に、
「お~い、そこの人!!」
と呼びかけても誰も振り返ってくれません。
逆に、変質者か通り魔扱いされて
逃げられてしまうでしょう。
が、
「チェツクのコートと赤い帽子をかぶっているあなた、
財布がかばんから落ちましたよ!」
と呼びかける人を明確にすれば、絶対に振り向いてもらえます。
つまり、すべての人を振り向かそうとしてはダメだということです。
これ、無意識にやってしまうので注意してくださいね。
相手に振り向いてもらうには、ターゲットを決める。
つまり、たったひとりの理想の顧客像であるペルソナを決めて、
ペルソナが振り向いてくれるメッセージを発信する。
これが絶対に大事です。
頭のなかではわかっている。でも、なかなか実践できないのがペルソナです。
売上を早くあげようという焦る気持ちから
つい、すべての人に向けてメッセージを発信してしまうのですが、
先ほどの財布を落とした人に声かけをするように、
すべての人に向けて声をかけても、誰も振り返ってくれません。
特徴を明確にして呼びかけることで、
本当に振り返って欲しい人に振り返ってもらえるようになります。
あなたが本当にお客になってもらいたいと思っている人の特徴は何ですか?
どんなことに悩んでいるのか?
悩みを解決してどうなりたいのか?
年齢、学歴、職歴は?
好きなことや嫌いなこと、興味のあること、信じていることは?
ものを買うときの癖は?どうのような人に助言をもらうのか?
など、ペルソナを明確にしてください!
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