初心者でもすぐにできるメルマガの活用法と書き方のコツ

ビジネス

ホームページやブログをやっても、集客につながらないという相談をよく受けます。

ちゃんとSEO対策をして、価値ある情報発信をしていけば、
かならず集客につながっていきますが、

とは言っても、基本的には検索されるのをただ待つしかありませんよね。

やはり、ビジネスは攻めていくことが大事。

自分が売りたいというタイミングで、見込み客に売ることができる
仕組みをつくることが、攻めの経営を実現するうえで必要です。

そのために、絶対にやって欲しいのがメルマガです。

ネットで売りたいのであれば、メルマガはもはやなくてはならないメディアだと言えるでしょう。

しかし、メルマガをうまく活用できていないのが現実です。

そこで、今回は、初心やでもすぐにできるメルマガの活用法と書き方のコツについて解説します。

なぜ、今メルマガなのか?

さて、最初にメルマガについての詳しい話に入る前に、
マーケティングについておさらいしておきましょう。

マーケティングには2つのパターンがあります。

【プル型マーケティング】
ホームページやブログなど、読者が検索をして見に来るマーケティング手法。
【プッシュ型マーケティング】
メルマガのように、読者にこちらから情報を届けるマーケティング手法。

ホームページやブログは、検索をしなければ見てもらえませんが、
メルマガは、好きなタイミングで届けたい情報を発信できる攻めの手法です。

例えば、飲食店が、お客の少ない雨の日に
集客するためにビール一杯無料プレゼントを企画した場合、

ホームページやブログで告知しても、見てもらえる可能性は低いですが、
メルマガであれば、ビール一杯無料のキャンペーン情報を
メルマガを使って読者にタイムリーに届けることができます。

結果、集客につなげることができるわけですね。

なので、攻めの経営を実現するには、メルマガは必須と言えるでしょう。

最近では、メルマガの代わりにLINE@を使っている人がかなりいます。

しかし、LINE@は配信するたびに課金される従量制に変更になったので、
読者が増えていくと配信するたびにかなりのコストがかかるんですね。

なので、あくまでもメルマガをメインにして、LINE@はサブとして使うことをお勧めします。

メルマガの真価

ところで、マーケティングとは何をする活動なのでしょうか。

わたしは、マーケティングを次のように定義しています。

「マーケティングとは、見込み客を集めて、信頼関係を築いていく活動のこと」

特に大事になってくるのが、信頼関係を構築するという部分。

見込み客との信頼関係が構築できるのが、まさにメルマガの真価なんですね。

もちろん、ブログやフェイスブックなどでも
読者との信頼関係を構築することはできますが、

ブログもフェイスブックも見に来てもらわなければならないので、
信頼関係を構築するという意味では難しい側面があります。

しかし、メルマガでは、解除させされなければ、確実に情報を届けることができます。

もちろん、ブログやフェイスブックを否定しているのではありません。

ブログやフェイスブックは、自分のことを知ってもらえる
きっかけづくりに使えるので、併せて使っていくことが大事です。

さらに、接触頻度が増えれば増えるほど、
相手への行為が増すというザイオンス効果を活かすには、メルマガがベスト。

価値ある情報を発信し続けて、読者と信頼関係を構築、
最終的には商品を買ってもらえるようになるわけです。

もうここまでくればご理解いただけると思いますが、
メルマガについては今すぐに始めるべきです。

かならずあなたのビジネスを好転させてくれるでしょう。

どうやってメルマガを始めたらいいのか?

メルマガをやってことがない初心者にとっては
どうやって始めていいのかわかりませんよね。

なので、メルマガを始め方について解説します。

(1)お勧めのメルマガ配信システムについて


まず、メルマガを始めるには、
メルマガ配信システムと契約する必要があります。

数多くの配信システムがありますが、なかでもエキスパをお勧めします。

わたしも使っていますが、初心者でも使いやすく、
常に改善されているので安定したシステムになっています。

返金保証もついているので、メルマガ配信システムはエキスパを選んでください。

(2)メルマガのタイトル決めでとまるな!


タイトルで、興味を持ってもらえるかどうかが決まるので、
メルマガのタイトルはとても大事。

読者になったら、こういったことを学べる、
こういった情報を手に入れることができる、こういった価値を得られる、
といったことを感じられるタイトルがいいのですが・・・。

でも、ちょっと待ってください。

こういう話をすると、

「自分のメルマガのタイトルは何がいいんだろう?」

ということで悩みだして、タイトルを決めるのに、
何日も悩んでしまう人がいますが、考えすぎて手が止まってしまっては絶対にダメです。

とにかく今すぐにメルマガをスタートさせてください。

ぶっちゃけ、タイトルがしょぼくても読者を集めている人もいるので、
タイトル決めでとまらずに、動き出すことを優先しましょう。

配信すべきメルマガの内容はこれだ!

さて、配信するメルマガの内容についてですが、
何を書いていいのかわからない人が結構います。

まず、書くべきは、あなたのこと。
自己開示をして、あなたの人となりを紹介してください。

と言うのも、発行者がどういう人なのかわからないと、
メルマガが読んでみたいと思えないんですね。

自己開示をして、共感してくれた人は、メルマガを読んでくれます。
逆に、共感してくれない人はメルマガを解除して去っていくでしょう。

でも、悲観しないでください。それでいいんです。

あらゆる人から気に入られることはありません。
好きになってくれる人もいれば、好きになってくれない人もいる。

逆に、全部の人に合わせようとすると、
中途半端な内容になってしまい、誰からも共感されなくなります。

なので、嫌われることを覚悟して、自己開示をしましょう。

そして、自己紹介を終えたら、以下のような情報発信をしてください。

  • 読者が抱えている悩みを解決できる情報
  • 読者に希望を持ってもらえる情報
  • 読者に信頼してもらえる情報
  • 読者と関係を構築するための情報
  • 読者に気付きや学びを与えられる情報

また、あなたの考え方や価値観、ポリシーといったものを
発信していくことで、濃い読者を集めていきましょう。

さらに大事なことは、事実だけを書くのではなく、
それに対するあなたの見解、意見、解釈などを載せること。

事実だけを淡々と配信しているメルマガを見かけますが、
事実しか書かれていないメルマガは読んでいてもおもしろくありません。

そもそも、事実はググればすぐに見つけられます。

読者は、事実に対して、どういった意見をあなたが持っているのか、
どのようにあなたが解釈しているのかを知りたいんです。

なので、メルマガでは、客観的な情報に終始せずに
主観的なあなたの意見を述べるようにしましょう。

そして、日々のメルマガでこれらの情報を発信し、
読者と関係構築ができた段階で、セールスをしてください。

読者の感情を揺さぶるメルマガライティング術

最終的に、商品やサービスを紹介して、購入してもらうには、
読者の感情を刺激することが必要です。

では、どうやってメルマガで読者の心を揺さぶるのか、
感情を突き動かすライティング術について解説します。

(1)ラブレターを書くつもりで


ラブレターというと、廃れた感があって、もはや死語かもしれませんが・・・
メルマガはラブレターと思って書いてください。

付き合ってもらいたい、デートしてもらいたい、
自のことを好きになってもらいなど、

ラブレターは相手に自分の想いを伝えるために
試行錯誤しながら書くと思いますが、メルマガもまさに同じです。

読者に対して、自分の想いをどのように伝えるかを考えることが大事。

では、どうすればいいのかというと、
ラブレターのように、たった一人に向けて書いてください。

理想の顧客像であるペルソナを定義して、そのペルソナ向けに書きましょう。

そうすれば、かならず感情を揺さぶるメルマガを書くことができます。

つまり、ペルソナをいかに定義するかが重要になってくるわけですね。
そのペルソナについては、こちらを参考にしてください。

(2)ノウハウばかりを配信するな!


ビジネス系の場合、ノウハウばかりを配信しているメルマガを見かけますが、
いくらノウハウを配信しても読者の感情は動きません。

「そういうノウハウがあるのか!」と納得して終わってしまいます。

読者の感情を動かすには、ノウハウ以外の情報を盛り込みましょう。

まずは、事例や体験談。

頭のなかに具体的なイメージが浮かぶので、
読者にとっても理解しやすく、感情を動かすことができます。

わかりやすさが、もっとも読者の感情を突き動かせるので、
事例や体験談といったものを盛り込んでください。

また、ストーリーも効果的です。

自分がうれしかったことや辛かったこと、怒りを感じたことなどを、
ストーリーにして表現することで、相手に感情を伝えやすくなります。

特に、自分の経歴や体験談を語るときは、
ストーリーにしてわかりやすく表現することを意識してください。

さらに、文章のなかに喜怒哀楽をかならず入れてください。

感情の入っていない文章を読んでも、感情が揺さぶられることはありません。

なぜ、読んだときに心が動かされるのか。それは文章に感情がこもっているからです。

なので、淡々と事実を書いていくのではなく、
自分がどう思ったのか、感じたのかということを、かならず書くようにしましょう。

(3)ワンメッセージが大原則


先ほど、わかりやすさが、もっとも読者の感情を揺さぶることができる
ということをお伝えしましたが、

メルマガをわかりやすくするために、
ひとつのメールに込めるメッセージはひとつにすることを絶対に守ってください。

複数のメッセージが込められてしまうと、
読者は理解できずに、行動できなくなってしまいます。

なので、ひとつのメールにはワンメッセージ。これを徹底してください。

(4)文章のリズムをつける


つまらないメルマガは単調です。

単調なメルマガは読んでいて苦痛なので、かならず文章にはリズムをつけてください。

リズムをつけるために、まずやって欲しいのは文末を変えること。

例えば、全部文末が「です」で終わっていたら、単調で読みにくい文章になってしまいます。
なので、体言止めや疑問文などを使って、文章に変化をつけましょう。

また、行間を詰め過ぎているメルマガもありますが、それもとても読みにくいのでやめてください。
1~3行ごとにかならず行間を入れて、文章を離すことを意識しましょう。

間違っても、小学生のときに書いた作文のように、
原稿に文字をキツキツになるまで入れ込んだ文章にならないように注意してください。

島倉大輔島倉大輔

島倉大輔

経営コンサルタント。就職人気ランキングトップ企業の取締役、国立研究所の研究者の地位を捨て、失意のアルバイト生活から這い上がってきた壮絶な逆転人生。「人生、何度でもやり直せる!」と信条にコンサルティングを開始。各業界で勝ち組企業や成功者を生み出してきた。朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。

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島倉大輔

経営コンサルタント。株式会社マーキュリーコンサルティング代表取締役。就職人気ランキングトップ企業の取締役、国立研究所の研究者の地位を捨て、失意のアルバイト生活から這い上がってきた壮絶な逆転人生。「人生、何度でもやり直せる!」と信条にコンサルティングを開始。各業界で勝ち組企業や成功者を生み出してきた。朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。博士(学術)。

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