基本的に、起業したてのときは知名度もなく、誰もあなたの存在について知らないので、徹底して情報発信に取り組んでください。自分のサイトやブログ、SNSなどで、顧客にとって役立つ情報、問題解決のヒントを発信してください。情報を出し惜しみなく与えることで、顧客もそれに応えてくれます。「無料なのにこんな有料級の情報をもらっていいの?」と思えるぐらいの情報発信がベストです。
お勧めなのはオウンドメディアです。記事を書くまくることでコンテンツが蓄積していくので、最初はかなりの労力が必要ですが、最終的に半永久的に集客することができます。安定して集客できるようになるまでには、最短でも半年はかかりますが、逆に言えば、たったの半年で集客が安定してできるようになるのであれば、絶対に取り組むべきだと言えるでしょう。
そして、集客する場合、絶対に一発で成功するということはありません。仮説と検証の繰り返しです。仮説をたてて、試しにやってみる。反応をみて、改善してまたやってみる。ひたすらこの繰り返しです。効果がでるまで時間とお金がかかるので、覚悟して取り組んでいきましょう。
見込み客リストを集めることを意識しよう
顧客獲得マーケティングの基本は、見込み客リストを集めるということです。オウンドメディアにしろ、ネットマーケティングにしろ、店舗での集客にしろ、リスト集めがすべての肝です。情報発信によって反応してくれた見込み客リストを集めることができれば、商品やサービスを紹介するだけで売れるようになります。ひとつの商品だけでなく、追加の商品を紹介することでさらに購入してもらうこともできます。
見込み客リストというと、よく知られているのがメールマガジンやLINEですが、オウンドメディアの読者やYouTubeのチャンネル登録者、視聴者もリストなので、継続的に情報発信することで信頼残高を積み上げて、共感してもらうことを心がけてください。
例えば運営しているオウンドメディアに固定のファンがつけば、広告費ゼロでもビジネスを回していくことができます。売れない時代、やみくもに売り込んでも売れることはなく、莫大な広告費をかけたにも関わらず、費用倒れで終わってしまうことはよくあることなので、根気強くオウンドメディアづくりに取り組みましょう。売り込むのではなく、価値を提供して信頼を勝ち取るマーケティングを意識してください。
起業してから始めるのは遅すぎる
見込み客リストの重要性について理解していただいたと思いますが、見込み客リストをすぐに集めることはできません。ある程度時間がかかるので、起業してから見込み客リストを集めるのは遅すぎです。起業する前、つまり会社員時代から始めてください。顔写真や実名をださなくても情報発信はできるので、起業してからリスト集めを始めるのではなく、会社に勤めているときから取り組みましょう。
最速最短で顧客を獲得する裏技
今すぐに顧客が欲しいという場合は、顧客を持っている人とアライアンスを組むという方法があります。顧客の問題を解決するために、「競合しておらず」「相互に補完できる関係性」であれば提携することができます。
提携しようとする相手は、言い方は悪いですが、自分よりも格下ではなく格上、できれば有名な人、知名度の高い人と組むようにしましょう。起業したばかりなのに、そんなことができるのかと思われるかもしれませんが、裏技があります。それは、提携したい相手が売っている商品、しかももっとも価格の高い商品を買うという方法です。買うだけではダメで、誰よりも早く大きな成果をあげましょう。そうなれば間違いなく相手はあなたに興味を持ち、アライアンスについて真剣に検討してくれるはずです。
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