さて、今回取り上げるのは、イメージコンサルタント一色由美子さんの
「ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う」
世界の中心とも言えるニューヨークで、イメージコンサルタントとして
クライアントの「こうなりたい」の思いに応え続けてきた一色さんの
ファッション、ヘアスタイル、メイクなどの外見を変え、自分に投資をしてイメージを作り上げる。
そして、最速で自分が目指しているゴールへとたどり着くためのノウハウが凝縮された一冊です。
見た目を変えることでチャンスを掴めるようになる
見た目がよくなれば、自信が持てるようになり、
相手を惹きつけることができるので、自然と人が集まって来るようになりますよね。
そうなれば、ビジネスでも、プライベートでも、あらゆるチャンスを掴むことができるようになります。
なので、一色さんは見た目をよくして、自分のイメージを磨いていくことをおすすめしています。
「じゃあ、ブスやブサイクでは無理じゃん!」とブチ切れないでくださいね。
「ブスとかブサイクは生きる資格がない!もう人生諦めろ!」なんてことは一切ありません。
見た目を変えるには、
- 暴飲暴食や夜更かしはせずに、規則正しい生活をして、肌の艶を保つ努力をする
- 清潔感のある服装をして、相手に笑顔で接する
など、誰でも努力すればできることなんですよね。
「外見は内面の一番外側」だからこそ、服装やメイク、髪型など、表層的な部分だけでなく、
考え方や価値観、マインドなど、内面的な深い部分から変えていく必要があるわけです。
誰にでもイメージづくりはできることであって、
自己プロデュースする意識を持つことが大事であると思いました。
では、実際に、どのように見た目を磨いていくのかを、ポイントについてご紹介します。
美容院で指名するなら絶対にトップヘアスタイリストを
女性の場合、ヘアスタイルがイメージを決める大きな要因になりますが、
自分で自分に似合っているヘアスタイルを理解している人は意外に少ないですよね。
ヘアスタイルといっても、流行に飛びつけばいいというものではなく、
個人によって、顔の輪郭や髪の質、量が違うので、似合っているヘアスタイルは人ぞれぞれです。
なので、新垣結衣さんや吉岡里帆さんなど、憧れのタレントの真似をしたり、
美容院代をケチって、安いところで、適当に髪を切るのは論外。
本書のなかで、一色さんは、
私はヘアスタイルに悩んでいるお客様には東京都心の人気店の、
トップヘアスタイリストをご紹介させていただいています。もちろん、費用はそれなりにかかりますが、
近所のそこそこのお店で、何だか気に入らない髪型にされて
髪が伸びるまでの3ヵ月間過ごすことを考えてみましょう。美容室は値段の安さや通う時の便利さだけでなく
「値段以上に素敵になれるか」と、合理的に考えてください。
美容室は費用対効果で選びましょう。
というように、いつもの値段に3,000円プラスして、
都心で勝負している人気トップヘアスタイリストにお願いすることをおすすめしています。
確かに、トップヘアスタイリストであれば、どのような輪郭の顔であっても
似合うヘアスタイルを提案してくれますよね。
そして、安心して任せることができます。
大事なところはケチらずに、費用対効果を考えて投資をするという発想を持つことが大事ですね。
「美しい歯」であることが出席の条件
美しい女性であっても、口を開けたときに、歯が汚いとか、虫歯だらけだと
もったいないなと思いますよね。
どんなに、ヘアスタイルやメイク、服装などがすべて完璧だったとしても、
笑ったときの口元が残念だと、全体のイメージが悪くなり、清潔感を感じられません。
本書は、女性に対してのアドバイスになっていますが、わたしもクライアントの男性には、
歯科クリニックに通って、歯石取りや歯の治療をするようにアドバイスしています。
なぜなら、歯にコンプレックスを抱えていると、どうしても口を閉じ気味になってしまい、
声が小さくなることで、相手に自信がない印象を与えてしまうんですね。
また、笑う場面で、手で口を閉じて笑うというのも億劫で、相手への印象もよくありません。
私はアメリカに渡って、歯科に対する認識が変わりました。
アメリカでの歯科診療は虫歯治療がメインではなく、予防医療がメインなのです。
アメリカでは、出世の条件に「美しい歯」という項目があります。歯並びが悪かったり、歯が黄色いと
「そこそこの教育しか受けていない=トップの器ではない」と思われてしまうのです。虫歯がなくとも3ヵ月から6ヵ月に1回は歯医者さんでクリーニングをし、
必要ならホワイトニング処置をしてください。ホワイトニングは自費診療で数万円のお金がかかることがありますが、
高い化粧品をいくつも使うくらいなら歯に投資をしたほうが費用対効果は高いです。
と本書では述べられていますが、わたしも普段から歯には凄く気をつけています。
特に、年齢を重ねると、歯が汚いのが目立つようになるので、早めに対処した方がよいでしょう。
メンタルヘルスはパフォーマンスのための投資である
世界のビジネスの中心であるニューヨーク。当然、競争は熾烈を極め、足の引っ張り合いは日常茶飯事。
ニューヨーカーが抱え込む精神的な負担は想像に絶するものがあるそうですが、
万が一心に傷を負うときは、お抱えの精神科医に相談をして、メンタルをケアしているそうです。
日本でも、心療内科が定着してきて、治療を受ける人が少しずつ増えていますが、
異変が起きてからクリニックを訪ねるということがほとんどですよね。
アメリカでは、パフォーマンスを向上させるための投資という発想があるので、
事後ではなく、予防という発想で、メンタルをケアしているところが違うなと思いました。
日本で、ファッションやヘアスタイル、歯科、
そしてメンタルへ積極的に投資をしている人は非常に少ないですね。
わたし自身もファッションへの投資はかなりしている方なので、一色さんの意見に深く共感するとともに
ビジネスをしていくうえで、日本人も発想の転換が必要ではないかなと強く思いました。
今回、ご紹介した内容はごく一部で、本書のなかには、
ミリオネア(成功者)になるために必要な思考、考え方、価値観などが随所に書かれているので、
女性だけではなく、男性も目を通してくださいね。
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