売上30兆円、利益2兆円という世界に輝くトヨタ自動車。
そんなトヨタが、どうやって儲かっているのか、知っていますか!?
ほとんどの人は自動車だと思っていますが、それは大きな間違いです。
実は、自動車ではないんですね。
だって、考えてみてください。
例えば、トヨタのショールーム。
きれいにデザインされていて、クリンネスも完璧。
そして、たくさんの優秀な社員、スタッフ。
さらに、日本でトップクラスの広告費。
明らかに自動車を売るだけでは、割に合いません。
恐らく、自動車だけではトントンでしょう。
実は、トヨタが儲かっているのは、自動車ではなく、
付随している自動車ローンなんですね。
実際、トヨタの全資産のうち、金融資産は3分の2を占めていて
その金融資産の半分は、金融債権。つまり、自動車ローンなんです。
なので、不景気になっても儲かる。
いや、不景気になればなるほど、自動車ローンの申し込みが増えるので儲かるわけです。
そんな自動車ローンの販売を促進しているのが、「最後にそっとだす商法」
勝ち組企業ではかならずやっている手法ですが、
この「最後にそっとだす商法」をやるとめちゃくちゃ儲かるんです。
そこで、今回はその「最後にそっとだす商法」について解説します。
契約書の隣に申込書を置いておくだけで勝手に申し込んでくれる
トヨタのメインターゲットは、30~40代の家族持ちの男性。
住宅ローンや子供の学費がかさんでいて、手元にキャッシュはありません。
なので、契約書の隣に自動車ローンの申し込み書を置いておくだけで
勝手に申し込んでくれるわけです。
が、ショールームに来店した最初の段階で
「自動車ローンを組みませんか?」
とセールスしたら、どうでしょうか。
恐らく、ほとんどのお客はお店から出ていくでしょう。
このように、同じものを販売するにも、順番があるわけですね。
もっとも売りたい自動車ローンを最初に出してしまうと
ほとんどのお客は拒否反応を示してしまいますが、
今日は自動車を買うという決断をした後で、
自動車ローンの申込書をそっと出すことで、簡単に売れてしまうんです。
売りたいものを、最初の段階からセールスしてはいけません。
本当に売りたいものは、最後にそっと出すことを意識しましょう。
大塚家具では最後に本当に売りたいソファを紹介している
実は、「最後にそっとだす商法」は
トヨタだけでなく、他の会社やお店でもよく使われています。
例えば、大塚家具では、ソファを販売するときに、
かならず300万円のFENDIのソファから紹介します。
FENDIのソファを見せて、触れさせて、良さを体感させることで
ソファにぐっと興味を惹きつけるわけですね。
そして、最後にもっとも売りたいソファを紹介しています。
実際、私も大塚家具でソファを買いましたが、
最後に売り出し品をそっとだされた段階で、もう買う気満々でした(笑)
最後に紹介されたソファは50万円するものでしたが、
最初に紹介されたら「高いな」と思って買わなかったでしょう。
が、最初にFENDIのソファを紹介されたことで
「大塚家具のソファはいいものが揃っているな」
「よし、今日は絶対にソファを買うぞ!」
という気持ちになったわけです。
このように、「最後にそっとだす商法」はとても効果的です。
今までなかなかものが売れなかったのであれば、
本当に売りたいものを、最初に紹介するのではなく、最後に紹介することを意識してください。
絶対に今まで以上の結果を得ることができます!お試しを。
コメント