某事件の死刑執行で、世間では死刑制度に注目が集まっていますが、
日本の司法制度では、極刑として死刑。その次にあるのが無期懲役ですよね。
では、死刑囚と懲役囚。
刑務所のなかでどちらが精神的に満たされた生活を送っていると思いますか?
個人差はありますが、死刑囚の方が精神的に満たされた生活を送っているそうです。
なぜかというと、死刑囚は、もう死ぬことが決まっている、
つまり、生きられる時間が決まっているので、
獄中でやれることに全神経を注ぐからです。
実際、読み書きができないのに、独学で手記を執筆した死刑囚、
芸術性の高い絵画を作成した死刑囚がいます。
このように、期限が決まっているからこそ、目の前のことに集中することができ、
自分でも考えられない力を発揮することができるんですね。
そして、その期限が決まっている究極の形が、死刑囚だということです。
期限を切るだけでは不十分
あなたがビジネスをしているのであれば、夢や目標を掲げていることでしょう。
そして、いつまでに、何を達成するかという期限を切っているはずです。
いや、ビジネスに限らず、結婚、資格の取得、家やマンションの購入など、
あらゆることで、何らかの期限を設けているのではないでしょうか。
でも、その期限、本当に守ろうと努力していますか?
期限を設けているだけで終わっていませんか?
期限を切ることは、夢や目標を実現するために大事なことで
人類史上最高の発明は期限だとも言われているくらいです。
なので、夢や目標を実現するには、期限を切ることは必須と言えるでしょう。
ただし、期限を守る意識がなければ意味がありません。
そう、形だけ期限を切ってもダメなんですね。
死刑囚のように期限に対する切迫感が必要なんです。
時間は有限。無限にあるものではない
期限を設けているのに、守れない理由、それはひと言でいえば油断です。
要は、死ぬことが決っている死刑囚とは違って、
普通の人は時間が永遠にあると無意識に思い込んでいるんですね。
もちろん、病気や交通事故などでいつ死ぬかわかりませんが、
通常はそういうことは起きないと思っている人がほとんどです。
つまり、自分がすぐに死ぬことはない。時間は無限にあると錯覚しているわけです。
なので、期日が迫っているのに、やるべきことに集中せずに、
アプリやゲーム、YouTubeなどで時間を浪費してしまう人は、
時間は潰すもの、もしくは埋めるものだと思っているんですね。
時間は無限にあるように思いますが、実は有限。
無限にあるものではありません。
期限を守れない人は、その意識を変えることが絶対に必要です。
あなたにはあとどのぐらいの時間が残されているのか?
先ほど、時間は有限だというお話をしました。
では、実際にどのぐらい時間があるのでしょうか。
平均寿命を使って使える時間を算出してみましょう。
日本人の平均寿命は、男性が80.98歳。女性は87.14歳。
男性の場合、寿命が80歳だとすると
- 現在、あなたが30歳であれば、残りはあと50年、18,250日。
- 現在、あなたが40歳であれば、残りはあと40年、14,600日。
- 現在、あなたが50歳であれば、残りはあと30年、10,950日。
- 現在、あなたが60歳であれば、残りはあと20年、7,300日。
女性の場合、寿命が90歳だとすると
- 現在、あなたが30歳であれば、残りはあと60年、21,900日。
- 現在、あなたが40歳であれば、残りはあと50年、18,250日。
- 現在、あなたが50歳であれば、残りはあと40年、14,600日。
- 現在、あなたが60歳であれば、残りはあと30年、10,950日。
見てわかるように、数えるぐらいしか時間は残されていないんですね。
しかも、健康に動くことができる健康寿命はさらに短くなるので、
夢や目標を実現したい、ビジネスで成功したいと思うのであれば、
時間を浪費している場合ではないはずです。
毎日、ぼうっとしていると、何となく時間が過ぎていきます。
そして、気づいたときには、期限どころか、人生までも終わってしまいます。
死ぬ間際で、「あのとき、やっておけばよかった」と後悔しないためにも、
やろうと思ったことは、期限を設けて、必達するように努力する。
そして、限りある人生を素晴らしいものにしていきましょう。
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