こんにちは、島倉です。
日本だけでなく、あらゆる先進国で
過剰生産やインフラ整備によって無駄になっているもの、
使われずに、空いているものが余っていますが、
最近では、スマホの普及によって
無駄になっているそれらを使って価値を生むという
ビジネスが流行していることをご存知ですか?
シェアリングエコノミーと呼ばれていて
ジェレミー・リフキンが、限界費用ゼロ社会という本のなかで
資本主義の終着点であると述べています。
まず、限界費用とう言葉が
わかりにくいかもしれませんね。
限界費用とは、経済学の用語で
生産にかかるコストだと思ってください。
つまり、限界費用ゼロというのは
生産にかかるコストがITの利用によって
ゼロになるという意味です。
わかりにくいので、事例で説明すると
もっともわかりやすいのが民泊ですね。
Airbnbというサービスがありますが、
例えば、子供が自立して余ってる部屋、
または資産形成のために購入したマンションの一室、
年に数回ほどしか使用していない別荘などを
手ごろな価格で貸し出すとサービスです。
Airbnbは、貸したい人と借りたい人を
マッチングするサービスだということです。
現在、日本は観光客が急増していますが、
宿泊施設が足りていない状況で、
さらに東京オリンピックが開催されることを考えると
不足している宿泊施設の受け皿として
民泊が期待されているわけです。
さて、ここで考えてみてください。
Airbnbは、宿泊施設を提供するのに
何か大きな投資をしたでしょうか。
何もしていませんよね!?
余っている部屋を借りたい人に紹介しただけで、
ビジネスが成立していますよね。
つまり、限界費用ゼロで収益をあげているわけです。
これがシェアリングエコノミーであり、
限界費用ゼロのビジネスだということです。
Akippa(アキッパ)というサービスもおもしろいですね。
これは、アプリを使って、空いている駐車スペースを
予約できるサービスなんですが、
駐車違反の取り締まりが厳しくなっている現状を受けて
個人だけでなく、配送業などの法人でも
利用が広がっている人気が集まっていますが、
Akippaも、空いている駐車スペースを
何のコストもかけることなく、マッチングだけをして
提供しているというまさにシェアリングビジネスです。
最近では、高級ブランドやタクシーの配車サービス、
ジュエリー、玩具、ベビー用品など、
あらゆる分野でシェアリングビジネスが普及してきています。
今後、使われていないもの、無駄になっているものから
価値を生み出すビジネスはますます拡がっていくでしょう。
ぜひ、あなたのビジネスにもこの概念を取り入れてみてください!
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