ブルーオーシャン戦略という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
マーケティングや戦略論を勉強してると、かならずでてくる言葉のひとつです。
ブルーオーシャン戦略とは、簡単に言ってしまえば
ライバルのいない市場でビジネスをするということ。
ライバルがいなければ、市場を独占できるので、利益を総取りできるわけですね。
なので、ブルーオーシャン戦略が注目されているわけです。
しかし、わたしは、ブルーオーシャン戦略は現実的には難しいと考えています。
ブルーオーシャンに騙されるな!
なぜかというと、ブルーオーシャン戦略の最大の売りである
「ライバルが不在である」
というのが一番問題なんですね。
ライバル不在と言えば聞こえがいいですが、
「需要がほとんどない市場」
「誰からも認知されていない市場」
である可能性が相当高いからです。
確かに、ライバルがいなければ競争しなくていいので良さそうに思いますが、
実際、需要がなく、誰からも認知されていなければ、ビジネスとして成立しません。
教材の販売ページやフランチャイズの募集ページを見ていると、
「ブルーオーシャン市場なので、絶対に稼げる!」
みたいなことが書いてあるのをよく見かけますが、基本的にそれは嘘だと思ってください。
ライバルがいないどころか、お客がいない可能性が大だからです。
ブルーオーシャンとは真逆の市場を狙え!
もし、あなたがこれから起業や新規事業を始めようと思っているのであれば、
ライバルのいない市場を狙うブルーオーシャン戦略をとるのではなく、
ライバルがいる市場を選んでください。
先ほどの真逆で、
「需要がある市場」
「認知されている市場」
だからです。
しかも、市場があって、ライバルがいるということは
何らかの勝ちパターンがあるということでもあるんですね。
なので、後はその勝ちパターンがを突き止めさえすれば、簡単に結果を出すことができるんですね。
自分でゼロから勝ちパターンをつくるのは、
かなりの時間や労力、お金がかかり、リスクが高いですが、
市場があって、ライバルがいるのであれば、そういった負担、リスクを負う必要がありません。
ブルーオーシャン戦略は、魅力的に思いますが、実際はただの机上の空論の場合がほとんどです。
実際、起業して失敗するほとんどの人が、ブルーオーシャン狙いで失敗しているんですね。
起業するときは、自分自身が無名で、認知されていないのに、そのような状態で、
需要がなく、認知されていない市場に参入することがいかに馬鹿げているか、わかるかと思います。
ライバル不在の楽園を探すよりも、活気のある市場で勝ちパターンを探す方が
確実に結果を出せることを覚えておいてください。
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