突然ですが、あなたが八百屋をやっているとします。
そんなあなたのお店に、
「鱈(たら)をください」
という客がやってきたら、あなたはどう対応しますか?
この質問を、セミナーや講演会でするのですが、
ビジネスについて勉強している人は、これはチャンスだと判断して、
「せっかくのチャンスなので、鍋セットを売ります!」
というポジティブな回答をします。
確かに、野菜を売るチャンスで、
売上にもつながるので、気持ちはわかるのですが、
私としては、その答えは最悪だと思っています。
理不尽客の要求を受け入れてもいいことは何一つない
と言うのも、そもそもあなたは八百屋です。
八百屋だとわかっているのに、鱈を買いにくるなんて
その人、完全に狂ってますよね!?
ただのわがままな理不尽客です。
仮に、理不尽客の要望を真に受けて対応しても、まず売れることはありません。
そもそも、あなたは八百屋であって、魚屋ではない。
当然、魚の目利きができるはずがありません。
なので、鍋セットを提案したところで、
魚の鮮度が悪い、まずそうだと難癖をつけられて売れずに終わるでしょう。
仮に買ってくれたとしても、満足してもらえず、リピートにつながらない可能性大です。
理不尽客の要求ははっきりと断ろう!
ビジネスで成功したければ、理不尽な客を相手にしてはいけません。
普通の八百屋さんであれば、
自分の商品にプライドがあるはずですよね。
八百屋であれば、産地や仕入れにこだわっているでしょう。
だからこそ、理不尽客の要望には、はっきりとノーを突き付けるべきです。
他にも、値引きしろとか、サービスしろなんていう要求をしてくる
理不尽な客もいるかと思いますが、全部断ってください。
ポリシーやビジョンを曲げてまで、理不尽な客の相手をしてはいけません。
逆に、そういった客に屈して、
簡単にポリシーやビジョンを曲げてしまうから
上客が逃げていってしまうんです。
理不尽客、嫌な客ははっきりと断る。
無茶な要求には応じない、そういった態度が大事です。
目先の利益に飛びつくと、とんでもないことになる
起業したばかりだと、売上があがっていないので
目先の利益に飛びつく傾向が強い。
なので、理不尽客の要求をつい受け入れてしまいがちです。
例えば、実際にあった話ですが、
2万6000円のエステコースを、5000円にしてくれたら買うとか、
30分のコースを、120分にして欲しいと言われて、
つい受け入れてしまったオーナーがいました。
が、そういった客は、安いお店を探し回っている
安物買いジプシーなので、二度と来店はしてくれません。
当然、そのお客も、リピートしてくれませんでした。
さらに困ったことに、
自分が安くしてもらったことを、クチコミサイトでばら撒いたので、
そのエステサロンは価格を安くせざるを得なくなりました。
このように、目先の利益に飛びついて理不尽客の要求を受け入れてしまうと
後々とんでもない損害を食らってしまうことになるわけです。
だからこそ、目先の利益に飛びつかないでください。
歯を食いしばって我慢する、そういった我慢の精神が大事です。
理不尽客を断わっても平気な集客の仕組みをつくろう!
基本的に、理不尽客、嫌な客はすべて断りましょう。
が、とは言っても、全部を断わっていたら1円にもなりませんよね。
だからこそ、嫌な客を断わっても平気なように、
集客できる仕組みを完成させることが大事です。
お客が集まる仕組みがあるからこそ、嫌な客を断われるわけです。
なので、理不尽な要求を受け入れたり、嫌な客を相手にしたくなければ、
自然にお客が集まってくる集客の仕組みづくりに注力してください!
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