米メジャーリーグで最多安打を記録。
通算安打記録でギネス世界記録に認定。
通算3563試合出場という最多試合出場記録。
といったように、輝かしい記録を残してきたイチロー選手。
同世代なのでイチロー選手には思い入れがあって、
活躍ぶりを見るたびに励まされてきました。
幼いときから野球一筋で、努力を重ねる姿勢は
本当に素晴らしく、尊敬するばかりですが、
もしあなたがビジネスで勝ちたいのであれば、
絶対にイチロー選手の生き方を真似してはいけません。
なぜなら、彼は、類まれなる天才で、凡人とはまったく違うレベルの人だからです。
天才の真似をしようとしても絶対に真似できない
過去に、メディアからのインタビューでイチロー選手は
自分は天才ではないというようなことを言っていますが、
はっきり言って、彼こそ本物の天才です。
天才というと努力しなくても生まれ持った才能で結果が出せる
というイメージがありますが、それは嘘。
天才というのは、凡人の我々ができないレベルで努力ができる人のこと。
野球に一途に打ち込む姿勢。
徹底した体調管理と食事のコントロールができるのは、
天才だからこそできること。
なので、凡人がイチロー選手を手本してはいけません。
凡人が真似しようとしても絶対に真似できないからです。
凡人には凡人の勝ち方があるんです。
そもそも、頑張ってトップになれるのは天才だけ。
我々、凡人が頑張ってトップになるのはほぼ無理です。
仮になれたとしても、支払い代償があまりにも高すぎる。
莫大な時間とお金、労力を失うことになるでしょう。
要は、凡人が天才と競いながらトップを狙うのは、余りにも効率が悪すぎるんですね。
例えば、英語のテストで80点をとるのは比較的簡単ですが、
80点から100点に伸ばすのはかなり難しいということです。
複数の能力を掛け合わせてオリジナルのポジションを築こう
では、ビジネスで勝つにはどうしたらいいのかということですが、
ひとつのもので100点というトップを狙うのではなく
複数の分野で80点をとることを考えてください。
元リクルートの藤原和博さんは、
ひとつのことに1万時間をかければ、100人に1人くらいの能力は得られる。
1万人に1人になるには才能が必要だとしても、
100人に1人には、才能がなくても時間さえかければなれる。
能力Aを得た後、次に、能力Bに1万時間をかけて、その能力を得る。
そうして、能力Aと能力Bを同時に持つ人物となれば、
100人×100人=1万人の1人になれる。
さらに能力Cを得れば、100万人に1人の人材になれる。
と言っています。
つまり、80点でもいいので、複数の能力を掛け合わせることで、
他の人とは違う、オリジナルのポジションを築けるということです。
もはや、ひとつのビジネス、ひとつの仕事、ひとつの肩書きの時代は終わった
自分は◯◯◯だ。自分は◯◯◯の専門家だ。
というように
ひとつのビジネス
ひとつの仕事、
ひとつの肩書き
にこだわっている人がいますが、
そういった人はたくさんいるので、興味を持たれないんですね。
また、もうすでにその分野のトップがいるわけですから、
後からトップになったとしても二番煎じ扱いされるだけです。
だからこそ、複数のビジネス、仕事、肩書きを持って
オリジナルのポジションを築いていくことが大事。
これこそが、凡人が目指すべき生き方であり、サバイバル術だと言ってよいでしょう。
レジェンドイチロー選手のように、
天才であれば、ひとつのことを極めてトップを狙えばいいですが、
凡人がそんなことをしても無理。
複数の分野で80点をとることを目指してください!
全部が中途半端が一番ダメ
だからといって、ひとつも形になっていないのに、
あれこれと手をだして、全部が中途半端ではダメ。
まず、ひとつのことに集中する。
1万時間打ち込んでみて、80点をとれるようにする。
そうなったら、他のものへと展開していく、ということを意識しましょう。
何ひとつ形になっていない、全部が30点ぐらいでは、
赤点で落第になってしまうので注意してください。
【注意】もちろん、イチロー選手の考え方や思考がまったく参考にならないということではありません。
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