現在、日本は、平均年収180万円未満のアンダークラス層、
貧困層が拡大していて、約920万人いると言われています。
政府は、正社員と非正規社員の格差を解消するために、
2020年4月から同一労働同一賃金を施行しますが、
恐らく、同一労働同一賃金によって
非正規の賃金が正社員の賃金に近づくのではなく、
非正規の賃金に正社員の賃金が近づくことになるでしょう。
つまり、現在でも約920万人いるアンダークラス層が
今春から施行される同一労働同一賃金によってさらに拡大するわけです。
正社員で300万円、月収25万円を稼げる人は少なくなるでしょう。
金融庁は、老後、年金だけで生活するのは不可能なので、
年金とは別に2000万円の貯蓄が必要だということを発表しましたが、
はっきり言って2000万円の貯蓄なんて夢のような話で、
同一労働同一賃金の施工後は、生活するだけで精一杯で
まったく貯金ができないという人で溢れることになります。
年収300万円未満の世帯では過半が貯金ゼロの状態
金融広報中央委員会の調査によれば、
年収300万円未満の世帯で貯金ゼロ世帯は54パーセント。
過半数が貯金がゼロであると回答しています。
年収300~500万円世帯でも
全体の30パーセントが貯金がないと回答。
金融庁の報告書にあるように、
つみたてNISAやイデコなどの投資をしたくても、
お金が生活費に消えてしまって
投資の原資がまったくないというのが実態です。
労働収入に頼った生活からの脱却
フランスの経済学者であるトマピケティが
著書「21世紀の資本」
で過去のデータを分析して実証しているように
資本主義では不動産や金融資産を持つものが勝つ。
つまり、労働収入ではなく、不労所得を得ている人だけが富むことがわかっています。
例えば、株式投資では、
キャピタルゲイン(株を売ることで得られる収益)
インカムゲイン(株を持つことで得られる配当収入)
を得ることができますが、
労働収入に頼った生活をしている人は、こういった収入を得ることができません。
時間の切り売りでしか収入が得れないので、資産形成ができないわけです。
だからこそ、将来、生活に困窮しないためには、
不労所得を得る手段を確立することが絶対に必要です。
投資の元手を確保する方法
不労所得を得るには、投資の元手が必要になります。
年収300万円ぐらいで元手を確保するのは厳しいですが、
決して難しいことではありません。
投資も元手を確保するには、
収入ー支出=貯金(投資の元手)
になるので、収入を増やす、そして支出を減らすことを考えましょう。
収入を増やすには、副業をする、アルバイトをすることがお勧めです。
副業としては、転売やせどり、アフィリエイト、動画編集などが人気で
月収10万円ぐらいであれば余裕で稼ぐことができます。
また、現在、人手不足でアルバイトの時給が高騰しているので、
確実に稼ぎたければアルバイトという手段もよいでしょう。
支出に関しては、絶対に無駄があるので、お金の使い方を見直してください。
酒、タバコ、趣味を捨てる。人付き合いも最小限にとどめる。
また、住んでいる部屋が広いとついものを増やしたくなるので、
狭い部屋に引っ越しをしてミニマリストのような生活をすることも大事です。
そして、お金が少しでもできたら投資に回していくことを考えてください。
将来の豊かな生活を実現するために、頑張っていきましょう!
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