日本は、急速な少子化によって、労働人口が減少していく
ということが、毎日のように報道されていますね。
人手不足を解消するために、政府は2018年12月に、
外国人労働者の受け入れを拡大する改正出入国管理法案を制定、
2019年4月が施行され、外国人労働者の受け入れが始まりました。
こういった政府の動きや報道を見ていると、
人手不足が深刻なんだという印象を受けますが、
本当に、日本は人手不足なのでしょうか?
確かに、東京オリンピックを控えて
建設関係やサービス業で人は足りていません。
また、地方では、少子化が加速していて、労働力不足がより深刻ですが、
ちょっと待ってください!
人手不足という意味の本質は、そういったことではないんですね。
IT業界は人手不足と余剰人材のダブル構造
例えば、IT業界。
経済産業省の発表によれば、IT業界では45万人も人手が足りていないとのこと。
そして、さらに問題なのは、現在就業している技術者のなかに
最新のIT技術に追いつけていない人が10万人以上いるそうです。
つまり、人手不足と同時に、余剰人材に悩まされているという
ダブル構造になっているんですね。
つまり、人手不足だから、人が足りていない、仕事があまっている
という単純な話ではないわけです。
人手不足の本当の意味は、欲しい人材がいないという意味であって、
最先端の技術に追いつけない市場価値の低い人材は余っているということなんです。
人手不足の本当の意味
現在、メガバンクやNEC、富士通といった大手が
経営再建のために、リストラを強力に進めていますが、
その内容は、経理や事務、総務といった非採算部門の人や余っているエンジニアを
営業部門に異動させるといった計画です。
要は、経営再建したい会社からしたら、
売上、利益をあげてくれる営業人材が欲しいわけで、
利益を生まない人は会社にいてもらっては困るというわけです。
このように、人手不足という意味は、
単純に人が足りていないという意味ではなく、
本当に必要な価値のある人材が足りていない。
そして、不要な人材はむしろ余っているということなんです。
サラリーマンとして生き残る唯一の方法
サラリーマンとして生き残るためには、
最先端の技術のキャッチアップや資格取得は当たり前。
さらに、売上をつくれる人間になることが必要です。
つまり、会社に勤めていようが、独立起業していようが関係なく
売上、利益をつくれる人間にならなければ、どのような道でも生きていくのは困難ということ。
人手不足と余剰人材のダブル構造の時代に、必要とされる人材になるには、
売上をつくれる営業術とマーケティングを身につけることが必須。
さらに、コピーライティグとパブリックスピーキングを極めることで、
雇われなくても生きていける力を養いましょう。
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