ビジネスを始めても、なかなかうまくいかないという人が
見落としているポイントがあります。
それは、「いきなり売ろうとしないこと」です。
大抵、起業すると早く結果を出さなければということで
手あたり次第に売り込みをかける人がいますが、それで売れることは稀。
売れるどころか嫌われるだけなので、即やめてください。
相手からいきなりお金を取ろうとしてはいけません。
人には、消費者心理というものがあります。
名も知れない人から強引に売り込みをかけられたら、誰でも嫌に感じるでしょう。
なので、絶対にいきなり売らないでください。
売り込む前に消費者心理を理解しよう
先ほどのようにいきなり売り込みをかけてしまう人は
消費者心理をまったく理解していないからなんですね。
消費者の気持ちを理解しなければ、絶対に商品を売ることはできません。
なので、まずは消費者心理について理解しましょう。
消費者心理について押さえておきたのは、
「消費者は無料から有料へと流れていく」
ということです。
あなたも、事前に何の情報や知識もないものに対してお金を払いますか?
金額が大きければ大きいほど、払わないですよね。
- スマホやネットで調べる。
- タウン誌でチェックする。
- 他の人に評判を聞く。
などすると思います。
人は、商品を買うときに、まず対象について情報を得ようとします。
そして、商品のよさを感じたら買うという行動に移るんですね。
つまり、「無料から有料へと流れていく」わけです。
例えば、わたしは、中学生のときに、
中山美穂さんのファンクラブに入っていたのですが、
最初、彼女のことは
テレビ(「ママはアイドル!」「毎度おさわがせします」)
ラジオ(「中山美穂 ちょっとだけええかっこC」)で知りました。
そして、レコードやビデオを買い、ファンクラブに入って、グッズを買う。
コンサートに行く・・・という流れて、次々にお金を使いました(笑)
無料で知って、有料商品を買うという原則通りに行動していますよね。
また、飲食店やレストランでも、
ネットやテレビなどで評判を知って、まずはランチから攻めてみる。
そして、ランチがよければ、夜のコースを予約します。
エステサロンであれば、無料体験で試してから、有料の高額コースを申し込みます。
このように、あらゆる業界で
「消費者は無料から有料へと流れていく」
という原則は当てはまるわけです。
なので、まずはこの原則を徹底して理解してください。
無料だからといって手を抜いてはいけない
つまり、最初は、無料で価値を提供することが大事だということです。
- 無料お試しセットを贈る。
- 無料で体験してもらう。
- 無料で価値ある情報を提供する。
- 無料でコンテンツをプレゼントする。
などして、無料で価値を提供してください。
ここで注意してもらいたいのが、無料だからと言って手を抜かないこと。
「無料なんだから、このぐらいでいいか」
ということで手を抜く人がいるのですが、
手を抜いた時点でそれはただのゴミになってしまいます。
無料であっても、ゴミみたいなものを押し付けられたら、絶対に迷惑ですよね?
そして、そんなものを提供した人からものを買いたいとは思わないですよね?
なので、無料だからといって絶対に手を抜いてはいけません。
有料で販売できるぐらいのものを、無料で提供してください。
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