コンサルをしていて、経営者の方からよく聞くのが
「ウチは田舎だから無理!」
という言葉。
毎日のコンサルの現場で死ぬほど聞くのですが、
本当にそれがビジネスがうまくいかない原因であれば、解決策はいたって簡単。
引越しすればいいんですよね。
でも、仮に引越ししたとしても、そういうことを言う人は結果を出せません。
引越ししたらしたで、今度は
ライバルが多いとか、立地が悪いなど、別の言い訳を言い出すでしょう。
はっきり言って、お店がうまくいかないのを、他のせいにしているようでは経営者失格。
やはり、自分のビジネスの責任は全部自分にあると考えるべきです。
実際、過去のクライアントを見ていても、
田舎で成功している事例は山ほどあります。
というか、田舎は、強い競合がいないので
頑張れば頑張った分結果がでるので、逆に都会よりもやりやすいんですね。
なので、田舎だからうまくいかないというのは、あまりにも乱暴な議論。
責任放棄も甚だしいとしか言いようがありません。
環境のせいにしても、現実は1ミリも変わりません。
本当に環境に問題があるのであれば、先ほど言ったようにさっさと引っ越せばいい話。
でも、ほとんどの場合、環境がビジネス不振の原因ではないんですね。
言い訳を間がる暇があるなら、打ち手を考えて、次々に実行していくことが大事です。
田舎の人はホームページなんて誰も見ていない!?
![](http://mercuryconsul.net/wp-content/uploads/2019/02/roujinIMGL8368_TP_V.jpg)
「田舎の人はホームページなんて誰も見ていない!」
と言い切って、ホームページを作らなかったり、
取りあえず形だけでもということで、
低レベルのホームページをつくって、済ましている人がいます。
でも、見てもらえないのは、質の悪いホームページをつくっていることが原因。
確かに、都会に比べて田舎では検索数はかなり落ちますが、
何か買うときはネットやスマホで検索する人が圧倒的に多い。
だからこそ、ホームページはしっかりと作るべきです。
ホームページなんて誰も見ていないなんて、何の根拠もないことを言って
ホームページをつくらなかったり、適当に形だけ整えて済ますというのは
狂っているとしか言いようがありません。
ホームページをつくり、さらにブログやソーシャルメディアで
お店についての情報を発信していくのは、最低限やるべきこと。
大抵、お客が来ないと悩んでいるお店は、ホームページがクソしょぼく、
まともな情報発信をしていないことがほとんどです。
そんなことをしていて、興味を持ってもらえるわけがありません。
例えば、焼き鳥屋であれば
- どういったメニューがあり、何が売りの商品なのか。
- どういったところにこだわりがあるのか。
- どういった産地のものを使っているのか。
- お得なセットやメニューはあるのか。
- お店はどういった雰囲気なのか。
- 店主やスタッフはどういった人がいるのか。
など、お店について知ってもらう努力をしてください。
そうすることで、興味を持ってもらえるようになり、最終的に来店につながっていくわけですね。
なので、田舎の人はホームページなんて見ないなんて勝手に決めつけないで
しっかりと情報発信をしていきましょう。
お金を持っている人がいないので、高いものは売れません!?
![](http://mercuryconsul.net/wp-content/uploads/2019/02/Mizuho18116054_TP_V.jpg)
「この地域ではお金を持っている人がいないので、高いものは売れません!」
というセリフも本当によく聞きます。
価格を見たらあまりにも安売りし過ぎているので、
店主にもうちょっと価格を高くしませんかと提案しても
「いや、絶対にそれは無理!そんなことをしたらまったく売れなくなります!」
と即座に断わられてしまいます。
確かに、お金がない人はいるでしょう。
でも、持っている人は持っているんですよね。
それは、都会でも、田舎でも、どこでも同じです。
なので、「みんなお金がないので」というのは、
価格をあげられない理由になっていないんですね。
なぜ、そう思い込んでしまったのかというと、
気づかないうちにそういったお客ばかりを
自分自身で呼び込んでいるからです。
例えば、ホームページやチラシを見てください。
ホームページやチラシで安さを訴求していませんか?
安いことが最大の売りになっていませんか?
なんとなく無意識にやってしまいがちなので注意してくださいね。
要は、お金がない人ばかりを集めているのは、自分自身だということ。
本当にお客の悩みを解決できる自信があるのであれば
勝手に安売りをして自分の価値を下げるのはやめてください。
お金を持っている人はいないと決めつけないで、
適正価格で買ってもらう努力をしていきましょう。
コメント