現在のようにものが売れない時代。
たくさんの数をさばくのは難しい。
だからこそ、中小企業が生き残るには客単価をあげる必要があるわけです。
なので、普段のコンサルティングでは、
価格をあげるようにアドバイスしているのですが、
残念なことに、6割ぐらいの方は躊躇して
なかなか価格をあげようとしません。
価格をあげましょうというアドバイスをしても
「価格をあげたら客離れが起きてしまうのでは?」
と言われることがほとんどです。そして、
「客が離れたとしても、値上げして利益が増えているので結果的にプラスになるのでは?」
と再び提案しても、
「いや、売上が落ちるので、値上げするのは危険です」
と言われてしまい、値上げしようとしません。
妄想にとらわれるな!
「価格をあげたら客離れが起きる」
「価格をあげたら売上が落ちる」
これって、勝手な妄想ですよね。
価格をあげてもいないのに、最初からマイナスの妄想を膨らませて
値上げすることを拒否しているわけですが、
はっきり言って、経営者がこういった態度をとってはいけません。
やる前からダメだと言ってやらないのは最悪の愚策。
経営者がもっともやってはいけない行為です。
確かに、価格をあげたら客離れが起きるかもしれない。
価格をあげたら売上が落ちるかもしれない。
でも、それはやってみなければわからないんですよね。
やってダメならまた元の価格に戻せばいいだけの話なので、
とにかくやってみることが大事です。
とにかく試してみるという姿勢が大事
妄想にとりつかれている人は、何についてでも
「自分は本当にできるのだろうか」
「失敗するのではないだろうか」
と妄想を膨らませてやろうしないのですが、
せっかくのチャンスを失うだけなので、妄想は捨てましょう。
極論言えば、所得格差は行動格差。
行動する人と、グダグダ言って行動しない人の格差は拡大するばかりです。
行動する人は、さっさとやって結果を出している。
一方、行動しない人は、散々悩んで、決断したときにはタイミング遅れで
チャンスを失ったり、高値づかみをして損をする。
そして、結局やってもダメなんだと負の学習をして
さらにやらなくなるという悪循環に陥っています。
動かなければ結果は出ない。リスクをとって行動する人だけが勝利する。
それが、ビジネスの世界。
なので、とにかく試してみるという姿勢を忘れないようにしましょう。
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