現在、人手不足が続いていて、人手不足関連の倒産が急増しています。
完全な売り手市場で、大卒者を採用しにくくなっていまですが、
そんななかで、高卒者が、金の卵として注目されています。
金の卵とは、戦後復興期、高度経済成長期に
人手不足のため全国から採用された中卒者のこと。
現在も同じく人手不足なので、高卒者が金の卵として注目されているわけです。
高卒者の求人倍率が増え続けている
では、実際、高卒者に対してどのぐらいの求人があるのでしょうか。
某高卒者向けの求人サイトは、掲載申込数が約5倍になったそうで、
連日、中堅企業や中小企業から掲載申し込みの問い合わせが来ているとのこと。
また、厚生労働省の調査によれば、
高卒予定者に対する求人倍率は過去10年で増え続けているそうです。
業種によっては、大卒の求人倍率よりも高卒の求人倍率の方が多く、
大卒者を中心に採用してきた企業も、高卒者の採用に注目するようになりました。
高度経済成長期の金の卵の奪い合いが、
高卒者に対して起きていると言えるでしょう。
高卒者は、先入観がないので、成長スピードが速い
なぜ、高卒者がそれほど注目されているのでしょうか。
人手不足で、大卒者を採用しにくい状況が続いていることが大前提としてありますが、
高卒者は、大卒者よりも若く、先入観がないので、何でも素直に受け入れて学んでくれる。
また、乾いたスポンジが水を吸うかのごとく、成長スピードが速いという特徴があります。
さらに、大卒者よりも安い人件費で済むというメリットが考えられます。
なので、以前は、高卒者の採用というと、製造業や小売業がほとんどでしたが、
現在は、成長ポテンシャルから、営業職やエンジニアといった
従来にはなかった業界からの求人が増えている傾向があります。
高卒者の採用を阻害する1人1社制度を撤廃しよう
高卒採用の人気が増していますが、高卒者の採用は大卒採用とは違う点があります。
それは、1人1社制度という独自の採用ルールがあるということ。
通常、大卒者であれば、複数の企業に応募できるのですが、
高卒者は、企業の求人に対して、
学校から推薦を受けて応募できるのは1社に限定されていて、制限がかけられています。
時代に合っていない不合理なルールなので、
政府も見直しに動き出しており、早晩1人1社制度は撤廃されるでしょう。
学生、学校、企業の三者にとってよいルール変更になることをのぞむばかりです。
若いうちに就職して力をつけて、起業する道も悪くない
有名大学を卒業して、有名企業にはいればエリートコースで人生安泰。
もうそういった時代は終わりました。
資格を取得する。最先端の技術を学ぶなど、目的意識がはっきりしている人や
歴史のある有名大学でOBとのつながりが強い大学への進学はいいのですが、
なんとなく周りが行っているから自分もとうことで
しかも偏差値の低いFラン大学に進学しても無意味です。
目的意識もなく、底辺大学に進学しても潰しは効きません。
現在のように高卒者への求人が増えている状態はチャンスだと言えるでしょう。
国や会社が自分の人生を保障してくれない時代。
若いうちに就職して、自分を徹底して鍛える。
力をつけて、20代、30代で起業して夢を叶える
いう道を検討してみてください。
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