空前のパンブームのなかでパン屋の倒産が過去最多を記録!

現在、空前のパンブームが起きています。

1世帯当たりのパンに対する消費額は、
2011年以降、米を抜いていて、

もはや日本人の主食は米ではなく、
パンと言ってもいいぐらい消費量が増えています。

そして、高級パンが人気を集めていて、爆発的に売れている状態です。

が、そんなパンブームのなかで、
2019年にパン屋の倒産が過去最多を記録しました。

なぜ、パンブームが起きているのに
パン屋が倒産をしているのでしょうか。

薄利多売のビジネスモデル


普通のパン屋のビジネスモデルは、薄利多売で
パン1個当たりの利益率が低く、儲かりにくいビジネスです。

薄利多売なので、とにかくたくさんの種類をつくらなければいけないわけですね。

バリエーションが少なければ、お客に飽きられて、客離れが起きる。
リピートも期待できません。

そして、薄利多売のビジネスなので、
廃棄率が10~20パーセントを超えてくれば
収益が悪化して、採算がとれなくなるわけです。

そもそも、儲からないビジネスモデルであることが背景にあります。

新規参入の急増による競争激化


現在、高級パンブームで新規参入が急増。

脱サラして、パン屋で開業する人も増えているので、
生き残り競争が激しくなっていることが考えられます。

集客するために、安売りしたことで収益が悪化、
最終的に倒産に追い込まれるお店も増えています。

原材料や人件費など固定費の急増


現在、小麦粉やバターなどの原材料、人件費が高騰していることも原因です。

パン屋を開業するときには、お店の賃貸料やリフォーム代、
高額なパンを製造するための機器を購入しなければならないので、

金融機関から多額の融資を受けています。

借金を返済するなかで、固定費が急増することで、採算が悪化。
倒産に追い込まれるお店や会社も少なくありません。

長時間労働による体調不良


パン屋は薄利多売のビジネスモデルなので

原材料や人件費が高騰しているなかで、利益を出すには、
自分が長時間労働することで、固定費を抑えるしかありません。

結果、長時間労働で体調を崩して働けなくなって、
倒産、廃業を決断せざるを得なくなるわけです。

大手コンビニとの客の奪い合い


大手コンビニとの客の奪い合いが起きているのも原因。

焼きたてでふっくらしたパンや、食品添加物の入っていないパン、
新鮮な野菜を使ったサンドウィッチなど、
商品ラインナップを充実しているので、

普通のパン屋がなかなか勝てない状態になっています。

後継者不足


最後は、後継者不足。

帝国データバンクの調査によれば、2019年に倒産している企業のうち、
創業3年未満は10パーセント弱に対して
創業30年以上は35パーセントに達しています。

あらゆる業界で、後継者不足倒産が起きていますが、

パン屋もその例外ではなく、
後継者がいないために倒産するケースが増えています。

島倉大輔プロフィール

島倉大輔 経営コンサルタント 博士(学術)

 

有名人気企業の取締役、国立研究所の研究者の地位を捨て、失意のアルバイト生活から這い上がってきた壮絶な逆転人生。「人生、何度でもやり直せる!」を信条に、コンサルティングを開始。全国延べ1,700社以上の会社や個人を支援し、各業界で勝ち組企業や成功者を生み出してきた。現在、全国の経営者や起業家を支援するために、日々コンサルティングに奔走している。「行動すれば人生は変わる」が信条。また、トレーダーとしても活躍。資産1億円超えのトレーダーを7名輩出した実績を持つ。

 

朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載も多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。

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