検索エンジンのアルゴリズムが変更されて、コンテンツSEOが重視されるようになりました。
ひと言で言えば、検索ユーザーが求めている情報をコンテンツにすること。
つまり、優良な記事だけが、検索結果で上位表示されるということです。
優良な記事を書けば、直帰率が低くなり、かつ平均滞在時間が長くなるのでSEO効果が働くわけですね。
さらに、タイトルや文中にキーワードを入れるというのも有効ですが、
大事なことは、優良なコンテンツをつくるということに尽きるわけです。
とは言っても、優良なコンテンツかどうかは、最終的には記事を書いてみなければ結果はわかりません。
しかし、絶対にやってはいけないことは明確になっているんですね。
当然、やってはいけないことをやってしまうと、ペナルティの対象になるわけです。
そこで、今回は、案外見逃しがちであるコンテンツSEOをやるなら
絶対に「やってはいけないこと」について解説します。
こんなにも恐ろしい!Googleのペナルティ
さて、「やってはいけないこと」の具体論に入る前に、
これから解説する「やってはいけないこと」をやってしまうのかを見ていきましょう。
検索順位の低下
↓
インデックスの削除(記事が検索結果に表示されなくなる)
↓
ドメイン単位での削除(該当ドメインすべてが検索結果に表示されなくなる)
↓
IPアドレス単位での削除(複数サイトを運営している場合、同一IPアドレスであれば全部が非表示)
↓
全ウェブサイトの削除(あなたが管理するすべてのサイトが非表示になる)
といった感じで進んでいきます。
検索順位の低下やインデックスの削除だけでも怖いですが、
IPアドレス単位での削除以上のペナルティになると、
ネット活動に大きな制限がかけられることになるでしょう。
Googleのブラックリストに乗らないためにも、正しいサイト運営を心がけることが大事ですね。
Googleが禁止している絶対にやってはいけないこと6選
では、実際に何をやったらペナルティになるのでしょうか。
品質に関するガイドラインのなかでも、
特にこれはヤバいと思えるものを選んでみました。
普段から意識してもらえればと思います。
(1)無断複製
今さら言うまでもないことかもしれませんが、
他のサイトから無断で複製したコンテンツは、ペナルティの対象になります。
そもそも、著作権侵害の恐れになるので、いわゆるコピペは絶対にしないでくださいね。
とは言っても、無断複製をしている人は多いですね。
特に、文章の書き換えツールみたいなものを使って、システム的に他の人のコンテンツを
無断複製している人がいるのですが、見ているだけでこちらが冷や冷やしてしまいます。
ばれないと思ったら大間違い。完全に検知されるので、ツールを使った書き換えはやめてください。
また、他のサイトからだけでなく、過去に自分がつくったサイトからの複製も
実はアウトになるので気をつけてください。
自分が作ったコンテンツだからいいじゃないかと思うかもしれませんが、
他のサイトからのコンテンツの使いまわし=複製であることは間違いないので、注意しましょう。
(2)価値のないアフィリエイトサイト
価値のないアフィリエイトサイトとは何かということ、
他のサイトのコンテンツをコピペしてきて、寄せ集めたようなサイト。
簡単な商品の紹介だけで、中身がスカスカのサイト、などのことですね。
考えてみれば、こういったサイトがペナルティの対象になるのは当たり前のことで、
検索結果にこういったサイトばかりが上位表示されたら、
検索ユーザーに価値ある情報を掲載したサイトを提示できなくなりますよね。
なので、こういったサイトもペナルティの対象になっているので注意してください。
ペナルティを食らわないためには、商品のレビューや自分の使用体験などのコンテンツを加えて
アフィリエイトサイト自体を充実させてください。
要は、独自のコンテンツがない、内容の薄いサイトではダメだということですね。
(3)クローキング
クローキングとは、クローラーと検索ユーザーに対して、別々のページを見せる行為のことです。
例えば、クローラーにはテクストページを見せて、
検索ユーザーに対しては、画像やFlashのページを表示するということですね。
IPアドレス単位で削除され、ブラックリストに登録されて
Googleから排除されてしまうぐらいの違反行為です。
完全にスパム行為なので、絶対にやらないでください。
(4)隠しテキストと隠しリンク
隠しテキストとは、かつて流行ったブラックハットなSEO対策ですが、
文字を隠すことで、検索上位を狙うスパム行為です。
例えば、背景とテキストを同じ色にすれば、文字を隠すことができます。
狙っているキーワードをページのなかに盛り込んでおいて
背景と同じ色にして隠すといった行為ですが、
重いペナルティの対象になるので絶対にしないでください。
他にもフォントサイズを小さくするといった行為も、同様にペナルティの対象です。
隠しリンクとは、目視ではわからないように1文字だけにリンクを貼るという行為ですが、
これも、検索エンジンを騙す行為になるので、ペナルティを受けることになります。
(5)不正なリダイレクト
リダイレクトは、最初にアクセスしたURLとは別のURLに移動させるための設定のことで
従来のコンテンツページを新しいページに移転した場合によく使われます。
リダイレクトは、URLを変えることなく
飛び先のページを変えることができるメリットがあるのですが、
悪用してユーザーに意図していないページへ飛ばすのはスパム行為です。
最近では、リファラースパムといって、GoogleアナリティクスのログにURLを残して
サイト管理者が確認のためにそのURLにアクセスすると、リダイレクトで全く違うURLのページや
cookie(クッキー)を残すためのページにアクセスさせる手法が流行っていますが、
これもリダイレクトを活用したスパム行為なので、絶対にやらないでくださいね。
(6)誘導ページ(ドアウェイページ)
誘導ページ(ドアウェイページ)とは、他のサイトに誘導するためだけに作ったページのことです。
例えば、内容のないページに、特定のページへのリンクを追加しただけのページは
オリジナルのコンテンツがなく、検索ユーザーに価値のある情報を提供していないので、
明らかにガイドライン違反となり、ペナルティの対象になります。
まとめ
Googleの品質に関するガイドラインに熟知している人であれば
今さら言うまでもない話かもしれませんね。
とは言っても、実際、ネットを見ていると、
今回解説した行為をやっているサイトが見られます。
いずれもスパム行為で、かなり重いペナルティを受けることになるでしょう。
過去に有効であっても、現在では違反行為であることもあるので、
自分のサイトをほったらかしにせずに、ガイドラインに従っているかどうかを
かならずチェックしてくださいね。
また、業者任せのSEO対策はかなり危険だということも理解してください。
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