あなたが持っている本のなかに、「一流の◯◯◯」というタイトルの本、ありませんか?
「一流のセールスマン」
「一流のマーケティング」
「一流の気づかい」
「一流のおもてなし術」
「一流の人脈づくり」
「一流の達成力」
「一流の学び方」
というように、書店に行くと売れているのは
「一流の◯◯◯」というタイトルの本ばかりですね。
「一流になることは稼げるようになるための登竜門だ」
と思っている人が多いのだと思いますが、最初にはっきり言っておきますね。
一流になっても稼げるようにはならないので注意してください(笑)
いや、一流を目指したばっかりに不幸になる場合もあるでしょう。
大事なことなのでもう一度言いますね。絶対に一流を目指さないでください!!!
なぜ、一流になっても稼げるようにはならないのか?
一流にさえなれば、絶対に稼げるようになる。
と思っている人がいるのですが、実はまったく違うんですね。
では、なぜ一流になっても稼げるようにはならないのでしょうか。
まず一流になるには、膨大な時間とお金を投資して、相当の努力が求められますが、
投資して、努力したとしても、本当に一流になれるかどうかはわからないですよね。
これだけ一流本が流行っているのに、一流が生まれないということは
実際、一流になれる人はほんの一握りの人間だということです。
つまり、やみくもに一流を目指しても、
時間やお金を浪費して終わる可能性が高いということ。
また、仮に一流になれたとしても、本当に稼げるのはかはわからないですよね。
例えば、英語。
ネイティブレベルで英語を話せる人は、国内にたくさんいます。
つまり、一流の人はすでにたくさんいるわけです。
しかし、本当に英語が求められる職場というのは凄く少ないんですね。
入社や昇進の条件として英語力が必要になる会社はありますが、
一流になっても国内で活かせる場は限られているのが現実です。
英語を話せる人はすでにたくさんいるわけですから、
英語を話せるぐらいでは差別化要因にはならないので、
給与にはまったく反映されません。
つまり、英語の一流を目指したとしても、見合うだけの報酬を得ることはできないということです。
ひとつの分野だけを極めてはいけない!
では、どうすればいいのかということですが、
英語でも、何でもいいのですが、
何かひとつの分野で一流を目指すのではなく、
複数の分野で、二流、三流を目指してください。
イメージとしては、プロまではいかないが、素人の域は脱しているレベルですね。
そのぐらいのレベルであれば、ひとつの分野を極めるよりもはるかに楽。
そして、その方がひとつの分野で一流になるよりもはるかに稼げるんですね。
例えば、先ほどの英語の話に戻りましょう。
ネイティブレベルに英語を極めるのではなく、
英検準1級ぐらいを教えられるような二流レベルを目指しましょう。
そして、英語だけでなく、集客やマーケティングも二流レベルを目指します。
英語だけを極めたとしても、会社ではそれほど評価はされないので、
得られる収入は他の同僚たちと大きくは変わらないでしょう。
しかし、英語だけでなく、集客やマーケティングを学んだ人はどうでしょうか。
集客やマーケティングをマスターしているので、自分で起業することができるわけですね。
そうなれば、自分でビジネスを成功させることで、大きな収入を手にすることができるでしょう。
つまり、稼げるようになるには、二流、いや三流でもいいので、
複数の能力を掛け合わせることが大事だということです。
完璧主義の人は、ひとつのことにこだわって、徹底して極めたがりますが、
そういった思考では、これからの時代、生き残ることはできません。
ひとつの分野の一流になるのではなく、複数の分野の二流、三流になる。
そして、稼ぐためには複数の能力を掛け合わせることが大事だということを理解してください。
コメント