わたしは、生徒さんに対して、とにかくチャートを見ること。
プライスアクションを分析して、有利なポジションをとることが大事であることを
死ぬほど繰り返して力説しています。
が、ファンダメンタルズでトレードしている人からしたら、
「金融政策や指標が相場に影響を及ぼすのに、チャートだけを見ていていいのか?」
と思うかもしれませんね。
確かに、金融政策や経済指標は大事です。
わたしも、全部無視しろとは言いません。
いや、むしろ、そういったファンダメンタルズは、
全部チャートに織り込まれていると考えているので、
手法としては、テクニカル分析を用いていますが、
結果的には、ファンダメンタルズも考慮していると言えるでしょう。
わたしが、FXで勝てない人に言いたいのが、
ファンダメンタルズだけを見てトレードしてはいけないということです。
実際、ファンダメンタル分析だけで、痛い思いをしている人はたくさんいるんですね。
例えば、米国大統領選挙のドナルド・トランプが当選したときのこと。
大半のマスコミが、ヒラリー・クリントンが当選すると予想していました。
万が一、トランプが当選した場合は、政治が混乱して、
株もドルも売られて急激な円高になるだろうと、エコノミストやアナリストが予想していました。
確かに、トランプが大統領に選出さることが濃厚になったときは、ドル円は急落しましたが、
その後は一気に上昇トレンドになったんですね。
上昇トレンドになったとたんに、ネットでは阿鼻叫喚だったことを覚えています。
このように、ファンダメンタルズだけを見ても、
かならずしもその通りには進んでいきません。
しかし、チャートパターンを分析して、
プライスアクションに合わせてトレードしていた人は、
上昇トレンドをうまくつかんで、大きく稼げたわけです。
はっきり言って、米国大統領にトランプが選ばれたら円高になる
というのは、勝手な妄想。完全にただの思い込みです。
もはやそれは、ファンダメンタル分析でも何でもなく、ギャンブルだと言ってよいでしょう。
我々がやるのは、相場を読むことではなく、プライスアクションを見て、
有利なポジションをとり、確実に利益をあげることです。
FXは、ゼロサムゲームの世界なので、誰から勝ち、誰かが負けるんですね。
だからこそ、勝ちたければ、勝つための本物のトレード技術をしっかりと身に付けることが大事。
ファンダメンタル分析と称して、いい加減な分析に終始したり、
エコノミストやアナリストの言うことを鵜呑みにするのは以ての外。
徹底してテクニカル分析を学び、繰り返しトレーニングをすることで、
厳しい ゼロサムゲームのFXで勝つことができるようになるわけです。
ファンダメンタルズ信仰を捨て、テクニカル分析をマスターすることに注力しましょう。
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