私には、妹がいるのですが、結婚してアメリカに住んでいます。
お互いに子供がいるので、旅行をしながら楽しめればと思っていたのですが、
仕事のスケジュール調整や学校制度の違いで、機会をつくることができませんでした。
しかし、先日、妹家族を招待して、伊豆熱川に旅行にようやく行くことができました。
子供たちは、ジャグジーやスパで遊んだり、
動物園でレッサーパンダやワニなどを見てとても楽しそうでした。
私も、熱川の熱い温泉に浸かって体を癒すことができました。
念願だった旅行をようやく実現できたのですが、旅行をしてひとつ気づいたことがあります。
それは、旅行ができなかったのは、
仕事のスケジュール調整がつかなかったからでも、
両国の学校制度の違いでもなく、
長い間、私が間違った思考をしていたことが原因でした。
他責思考による思考停止
まず、ひとつは他責思考。
ビジネスで成功したいのであれば、他責思考はダメ。
全部を自分の責任で考えることが重要だ!
ということを教える立場にありながら、自分で実践できていませでした。
これはとにかく猛省ですね。
「旅行ができないのは妹家族がアメリカに住んでいるからだ」
と他責思考に走っていたわけです。
確かに、仕事のスケジュール調整や両国の学校制度の違いで、
日程調整が大変だという側面はあるのですが、
旅行ができない決定的な理由ではないんですね。
「旅行ができないのは妹家族がアメリカに住んでいるからだ」
と勝手に決めつけて、最初から諦めモードに入っていたことが原因でした。
「ビジネスでは、他責思考は絶対にダメで、全部を自分の責任で考えることが大事だ」
ということを常に言っているのですが、自分でついやってしまったわけです。
人間は弱い生き物で、誰かのせいにしてしまいます。
ビジネスにおいても、
- 政治が悪い
- 地方だから悪い
- ビジネスが悪い
- 社員やスタッフが悪い
といって、業績があがらないことを何か他のせいにしたくなりますが、
そういった他責思考に入ってしまうと、何も話は進まなくなってしまいます。
私も、妹家族がアメリカにいるということを理由にして、完全に思考停止に陥っていました。
他責思考になってしまうと、物事は1ミリも進まなくなってしまうんですね。
今回、他責思考の恐ろしさをあらためて実感しました。
完璧主義で全員が満足する旅行プランを追い求めていた
もうひとつは、完璧主義。
全員を満足させる旅行プランを考えようと完璧主義に陥ってしまい、
結果的に満足できる旅行プランができずに旅行が実現しませんでした。
考えてみれば、そもそも全員が満足する旅行プランなんて無理なんですよね。
なので、何かひとつでも各自が楽しめればいいというように思考を切り替えました。
つまり、完璧主義ではなく、最善主義で考えたわけです。
- とにかく温泉第一主義(これは私)。
- 旅行よりも、動物園が好き。
- 温泉よりも、スパやジャグジーで遊びたい。
- 新鮮な魚料理を食べたい。
- 好きなものを選んで食べたい。
といったように相反するような要望があるわけですが、
各自がどれかを満たせればそれで満足できるわけです。
そして、これらを実現できるのが伊豆熱川でした。
伊豆熱川には、熱川バナナワニ園という動物園があって、レッサーパンダやワニが見られます。
宿泊先であるホテルカターラでは、温泉だけでなく、
子供が楽しめるスパやジャグジーが充実しています。
さらに、鮮魚の船盛や金目の煮つけといった新鮮な魚料理だけでなく、
バイキング形式で好きなものを選んで食べることができました。
これであれば、全員が何かで満足できるわけです。
結果、楽しい旅行を実現することができました。
他責思考と完璧主義の罠に注意しよう!
他責思考と完璧主義。
ビジネスでの成功の障害となる2つの要因ですが、
私のようにコンサルタントとして指導する立場であっても、
他責思考と完璧主義の罠に陥ることがあるんですね。
少し気を抜いただけで、他責思考と完璧主義の罠にはまってしまい、
物事がうまくいかなくなることがよくあるので気をつけましょう。
コメント