新しい商品やサービスをリリースしても
大手やライバルからすぐに真似され、
しかも、コモディティ化することで、
価格勝負になってしまう時代だからこそ
ビジネスで勝つには、他にはない圧倒的なウリを持つことが死ぬほど大事。
在り来たりのビジネスやどこにでもある商品では
絶対に勝ち続けることはできません。
とにかく、徹底的に尖がっていきましょう。
とは言っても、なかなかどうやったら尖がれるのか、わかりませんよね。
なので、今回は、おもしろい成功事例があるのでご紹介します。
事例を見ながら、ビジネスでの尖がり方を参考にしてみてください。
店内に一冊しか置いていない!?尖がりまくっている森岡書店
銀座のど真ん中にある森岡書店。
苦戦している書店が多いなかで、
売上を伸ばし、メディアでも取り上げられているのですが、
どんな特長のある書店か、ご存知でしょうか。
なんと、森岡書店では、たったの1冊しか売っていないんですね。
5坪のお店のなかに、店主の森岡さんが厳選した1冊だけが置いてあるだけなんです。
お店に1冊しか置かないのであれば、
さぞ高価な本を置いているのではと思ってしまいますが、
まったくそうではありません。
たまに高めの本が置かれていることもありますが、ほとんどが普通の価格帯の本です。
では、たくさんの人が、たった1冊しか置いていない森岡書店で本を買うのでしょうか。
日本人はとにかく忙しい。
特に、銀座のような東京のど真ん中で働いている人たちは
仕事でとても忙しく、本を選んでいる時間がありません。
また、たくさんの本があると、優柔不断で選べないという人もいるでしょう。
そして、森岡書店はそういった人をターゲットにしているんですね。
なので、たくさんの本を並べて、あれこれと紹介するよりも、
厳選したたった1冊の本を紹介した方が受けいれてもらえるわけです。
このように、従来の本屋とはまったく違うコンセプトの森岡書店ですが、
基本的なビジネスの発想は、従来の真逆をやる、いわゆる逆張り戦略です。
普通の本屋は、たくさんのジャンルの本を置いて、お客に選ばせるスタイルですが、
森岡書店は、厳選した1冊本だけを置いて、お客に選ばせないスタイルです。
まさに、普通の本屋の真逆をやって、徹底的に尖がることで成功したわけです。
お客が釣ってきた魚を寿司にして提供するお寿司屋が大人気!
圧倒的なウリをつくるときに、いろいろなアイディアの出し方があるのですが、
もっとも簡単で、シンプルなのは、従来のビジネスや商品の真逆をやること。
例えば、現在わたしがご支援しているお寿司屋さんでは、
お客が釣ってきた魚を買い取って提供するサービスを始めました。
釣りが好きなお客からすれば、自分が釣ってきた魚で小遣い稼ぎができる。
お店側からすれば、安くて、新鮮な魚を仕入れることができる。
そして、他の客からすれば、美味しい魚を安く食べることができるわけです。
つまり、三方良しの優れたビジネスモデルなんですね。
わたしがこのビジネスを思いついたのは、まさに従来の真逆で考えたからです。
通常、お寿司屋さんは市場で仕入れますが、
お客から仕入れるという真逆の発想でビジネスを組み立てました。
三方良しのビジネスなので、イケると確信。早速クライアントに提案しました。
現在、お客からは好評で、売上も大きく伸ばしており、
クチコミで広がっている状態です。
真逆の発想で思いついた宿題代行サービスも好評
従来の逆をやるという真逆の発想で
様々なビジネスをクライアントに提案してきましたが、
某クライアントに提案した宿題代行サービスも好評で、業務を拡大しています。
中学受験に向けて、夏休みに塾に通う子供にとって
学校からだされる夏休みの宿題をしている暇はありません。
しかも、読書感想文や工作、自由研究は、受験に直結しないので、
父親や母親、兄弟が代行してやっている家庭も多いんですね。
なので、こういった状況を踏まえて
宿題は本人がやるものという常識の真逆、
宿題は業者がやるものという発想で、宿題代行サービスを考えました。
受験競争の激しい都内ではとても好評で、年々依頼が増えています。
圧倒的なウリをつくって拡散させていくのが、これからの時代の勝ちパターンだ!
現在のように、大手を巻き込んだ激しい競争が繰り広げられている状態で、
在り来たりの、どこにでもあるビジネスや商品では絶対に勝てません。
圧倒的なウリをつくる。
そして、それを拡散していくマーケティングを仕掛けていくことが
これからの時代の勝ちパターンです。
だからこそ、圧倒的なウリをつくることが極めて大事になってくるでしょう。
ぜひ、あなたも真逆の発想で圧倒的なウリを持つビジネスを考えてみてください!
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