終身雇用や年功序列、退職金制度といった日本型の雇用形態はすでに崩壊。
現行の雇用形態で何とか逃げ切れるのはギリギリ50代前半まで。
20代であれば、完全に割り切って新しい働き方を模索できるのですが、
40代(私もそうですが・・・)にもなると、
従来の日本型雇用形態が当たり前だという意識があるので
新しい働き方に移行できずに立往生しているというのが現状です。
しかし、現在の雇用形態が崩壊していくなかで
新しい生き方を確立していかなければ、老後を生き抜くことはできません。
「老後なんて、まだまだ先の話だよね」
「ナンダカンダ言って政府が何とかしてくれるよね」
といった甘い考え方は捨てましょう。
老後のためということで50代になってから備えても手遅れです。
ロスジェネと言われている40代、30代後半の世代の人たちは
会社に頼らない生き方を今から考えるべきです。
では、豊かな老後のために40代、30代後半のロスジェネ世代を何をすべきでしょうか。
老後のためにやるべきことは複業だ!
現在、サラリーマンであれば、本業以外の仕事を手がける。
つまり、複業を始めるとよいでしょう。
「副」業ではなく「複」業と表現したのは、
本業のサブという位置づけで
小遣い稼ぎ程度にやるのではなく、
本業と同レベルの意識で取り組むべきだと考えているからです。
パラレルキャリアとして、
複数の収入の柱を持つことで、老後の仕事の幅を広げてくれます。
また、たくさんの収入の柱があれば、老後の生活を豊かにしてくれるでしょう。
複業の3つのタイプ
では、複業といったときに、どのようなビジネスがあるでしょうか。
大きく分けると以下の3つタイプがあります。
- 趣味系
- 起業系
- 専門系
(1)趣味系
自分が大好きなことを仕事にするのが趣味系。
登山やミニ四駆、バスケ、エレクトーン、料理など
自分が好きなことをやりながら、その様子を
オウンドメディアやユーチューブで発信して収入を得るという方法です。
自分が大好きなことなので、楽しみながら継続して取り組めるのが最大のメリットです。
私のクライアントにも、趣味系のビジネスで
成功している人がたくさんいるので、
これからの時代、複業をしていくうえで
趣味系のビジネスはひとつの選択肢と言えるでしょう。
(2)起業系
将来、独立することを目指して、小さく始めるのが起業系。
目安としては、土日や休日限定、もしくは
退社後の数時間だけやるといった感じで、
なるべく少額資本で始めてください。
大きな投資を伴わないので、気軽に始めることができます。
また、仮に失敗したとしても大きな損失を被ることはないので、
独立するためのテストトレーニングという気持ちで始めるとよいでしょう。
(3)専門系
本業で培ってきた知識、経験、スキル、ノウハウ、人脈を活かすのが専門系。
何で起業していいかわからないという人や
趣味がないという人は、専門系を選ぶとよいでしょう。
実際、過去に私がコンサルティングをしてきたなかでも、
専門系で成功している人はたくさんいるんですね。
- 平日にアパレルで働いている人が、休日にファッションアドバイザーとして活躍。
- 現役の保育士さんが、子育てコミュニティを立ち上げて、子育てママの悩みを解決。
- リフォーム技術を持っている職人さんが、職人養成の学校を立ち上げて運営。
など、自分の持っている知識や技術を活用して、ビジネスを成功させています。
やりたいことが見つからないという人は、
自分がやってきたことを活かすことを考えてください。
いざとなったら警備や清掃の仕事があると思っている人へ
なかには、最悪、老後は、
警備や清掃のバイトをやればいいと
思っている人もいるかもしれませんが、
はっきり言って、それは相当ヤバい考え方です。
人工知能、ロボット、外国人労働者の定着で、
警備や清掃といった仕事は少なくなるでしょう。
そう、今ある仕事が、将来もあるとは限らないんですね。
だからこそ、複業に挑戦して、豊かな老後を迎える準備を始めましょう!
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