日本型雇用システムが崩れていくなかで、会社に依存する生き方がリスクなる時代になりました。
そういった時代だからこそ、「起業して新しいことにチャレンジしたい」「自分のビジネスで稼いで自由を得たい」という人が増えています。人生は一度きりなので、会社員として自分がやりたいことができているのであればそれでいいのですが、もしできていないのであれば個人事業から始めてください。
個人事業を始めたら最初は年収1000万円を目指しましょう。生活も安定して、起業してよかったと実感できずはずです。そして、さらにビジネスを大きく育てていきましょう。
そこで、今回は私がコンサルティングで培ってきた「個人事業で始めて年収1000万円を稼ぐための方法」についてまとめてみました。起業にはリスクや苦難が伴いますが、成功したときの喜びは何ものにも代えがたいものです。
- 自分の努力が実を結んだときの感動。
- お客さんから「ありがとう」と言われる喜び。
- 会社に依存しない自分の生き方を貫ける幸せ。
- 家族と時間を共有することで得られる楽しさ。
- 自分の好きなことを追求できる満足感。
こういったことを味わえるのは起業しかありません。起業に興味のあるあなたが成功するために必要なことをわかりやすく解説しました。ぜひ、最後まで読んでいただいて、あなたのビジネスにお役に立てれば光栄です。
起業で得られる3つの自由
起業することで得られるメリットは、3つの自由が得られることです。その自由とは、働く時間の自由、場働く所の自由、人間関係の自由です。会社員では得られない自由で、魅力的なものだと言えるでしょう。
働く時間の自由
起業すれば、就業時間が決まっているわけではないので、自分の好きなときに、好きなだけ働くことができます。逆に働かないという選択もできます。毎日朝遅くまで寝ていてもいいし、夜更かししても誰も文句は言いません。自分が集中したいときには、好きなだけ仕事に集中することもできます。
午前は筋トレ、午後は仕事に集中するというライフスタイルでもいいし、昼間に仕事を片付けて、夕方には子供の宿題をみたり、楽しみながら夕食をつくるという感じで、自分の好きなように時間を使うことができます。
会社員は、拘束時間が長く、夜も遅くなりがちで、時間を自由に使うことはできません。
働く場所の自由
パソコンやスマホがあれば仕事ができるという人は、好きな場所で仕事をすることができます。自宅でもいいし、ホテルでも、カフェでもいい。旅行をしながら好きな場所で仕事をしている人はいくらでもいるので、好きな場所で仕事ができるというのは最大のメリットだと言えるでしょう。
実際、知り合いに、旅行をしながらその様子を動画にして公開して、日本全国を旅しながら稼いでいる人がいますが、そういった夢のような生活をすることができます。
特定の場所でサービスを提供するような仕事であっても、その場所を自由に選ぶことができます。会社員では、会社の指示された場所でしか働くことができません。意に沿わない転勤や異動もありますが、起業すれば、そういった縛りから解放されます。
人間関係の自由
会社員でもっとも辛いのは対人ストレスだと言ってよいでしょう。嫌いな上司、仲の悪い同僚、言うことを聞かない部下、そしてキツくあたってくる顧客。会社員である以上、そういった人間関係のストレスから逃れることはできません。なので、精神疾患を抱える人が増えているわけです。
しかし、起業すれば人間関係によるストレスから解放されます。誰とお付き合いするかは自分の自由。好きな人だけお付き合いする。嫌な人は自分の意志で断ることができます。
何でもクレームを付けてくる人、値引きを強要してくる人、高圧的で上から目線で話す人、不潔で外見が汚い人など、嫌な人とお付き合いする必要はまったくなくなるので、ストレスフリーで仕事をすることができます。
起業すると得られる自由として、時間の自由、場所の自由、人間関係の自由の3つをあげましたが、お金の自由もあるのではと思われるかもしれません。確かに、お金の自由を入れた4つの自由が得られることを主張している人もいますが、お金の自由はありそうでないというのが現実です。
起業すれば青天井。稼げば稼ぐほどお金が得られるので、お金の自由を手に入れることができるのは事実ですが、起業してお金の自由が得られなかったという人も少なくないので、注意してください。
会社と個人の財布は別物である
法律上、会社と個人の財布は別物です。会社のお金は会社のお金。個人のお金は会社から給与としてもらった額のなかで自由に使うというのが基本。しかし、起業したてのころは、会社と個人の財布がごちゃ混ぜになっている人が多いです。起業してすぐに売上があがらずに、会社の支払いを立て替えることはよくあることなので、ごちゃ混ぜになりやすいのです。
逆に、売上があがって儲かったときに、好き放題お金を使っていると、いざ税金を払うというときに手元にお金がないということになってしまいます。また、税務調査が入ったときに、とんでもないことになるので、絶対に会社と個人の財布を混ぜてはいけません。稼いだからといって何でも自由にお金が使えるとはならないのです。
事業失敗の全責任を負うことになる
起業して事業に失敗した場合、全責任を追わなければいけません。個人事業主の場合は、無限責任なので、債権については責任を負うことになります。株式会社の場合は、有限責任なので、会社がコケたとしても、全部の責任を負うことはないというのが建前なのですが、実際は融資を受けるときに、自分が連帯保証人になっているので、実質的には無限責任と言っていいでしょう。
会社員の場合、会社に損害を与えても、故意や違法行為でなければ、全責任を負うということはありませんが、起業したら全部自己責任になるところが大きな違いです。
収入の保障がなくなる
会社員であれば、毎月の給与がかならず支払われますが、起業すると給与がでる保障は一切なくなります。なので、起業すると毎月給与が支払われるありがたみを実感するはずです。とにかく、売上をあげなければ、給与をだすことはできません。むしろ、最初は給与をもらうどころか、自分の持ち出しになることがほとんどです。
日本では、労働者の権利が最大限守られていて、簡単にクビにすることはできません。さらに、最低賃金も保障されています。しかし、起業したらそういった前提はすべてなくなるので、そういったリスクを絶対に避けたいというのであれば、起業には向いていないので起業しないでください。逆に、そのリスクを受け入れられるという人は、起業に積極的にチャレンジして成功を掴み取ってください。
起業の成功率はデタラメなので気にしない
大抵、周りの人に相談すると「起業なんて危ないのでやめた方がいい」「起業しても絶対に失敗する」という答えが返ってきますが、起業は本当に危ないのでしょうか。そんなに失敗する確率が高いのでしょうか。
起業する人にとって気になるのが、起業の成功率だと思いますが、様々な説があって、起業して1年後には4割、10年後には9割が潰れるというのが有名です。しかし、なかには10年後には7割が生き残っているという真逆の説もあって、はっきりした結論は得られていません。
重要なのは、成功確率ではなく、成功したいという自分の強い意志。例えば、大学受験でも、資格試験でも、合格する実力はないのに記念で受験する記念受験組がいます。そういった人は落ちる前提で受験しているのですが、合格率はそういった記念受験の人たちを合算して算出されています。なので、有名大学や難関資格の合格率は低くなってしまうわけです。合格する実力があって、絶対に合格するんだという強い意志を持っている人だけで集計すれば、間違いなく合格率は高くなるでしょう。
つまり、起業についてもまったく同じで、最初から実力もやる気もなく失敗確度の高い人がいて、起業の成功率を下げているわけです。起業の成功率といった数字は意味がないので気にしないでください。
景気循環を見極めて波を乗り切ろう
起業するのであれば、景気には波があるということを理解しておきましょう。景気は好景気と不景気が交互にやってくるので、景気がよいときもあれば、悪いときもあります。なので、景気がよい状態が続くということはないですし、景気が悪化の一途を辿るということもありません。景気がよくなったら、次はかならず悪くなる。そしてまた景気が回復していくという繰り返しを続けるわけです。
ビジネスを続けるには、景気には波があることを理解して、次にやってくる波を予測して、備えることが大事です。潰れてしまう会社は、波に備えることもなく、やってきた波の丸呑みされて流されています。景気循環を見極めて、環境変化にあわせて商品やサービスを変化し続けられるかどうかが重要です。先手を打って、波を乗り切ってください。
失敗から逃げなければ次のチャンスはかならずある
起業に失敗は付き物で、失敗しない人はいません。失敗を回避することはできないので、失敗することを前提に、失敗から逃げないことが大事です。
失敗を認めようとせず、隠して逃げようとする人がいますが、傷口を広げるだけで最悪の結果になってしまいます。失敗したことを素直に認めて、助けを請えば大抵挽回できるのですが、人に迷惑をかけたくないという気持ちやバレたくないというプライドが邪魔をして、相談せずに自分で何とかしようとするわけです。当然、事態が好転することはありません。
失敗したときにすぐに相談して対応すれば、次のチャンスはかならずあります。信頼できる人を見つけて、相談できる体制を整えておきましょう。
起業とは自分の人生を自分で決めること
起業の最大のメリットは、会社に依存することなく、自分の人生を決められるようになることです。会社に所属していれば、理不尽な命令や人間関係のストレスから逃げることはできません。どんなに会社に尽くしても、会社がコケればそれで終わりです。
日本型雇用システムは限界で、定年まで働き続けることはもはや夢物語。会社に依存していると、その会社でしか通用しない特殊な能力しか身につかないので、転職すらうまくいかなくなる恐れがあります。
人生100年時代と言われるなかで、会社人生で終えるというのはあまりにも寂しいです。自分の好きなことで生きていく。それができるのが起業です。ぜひ、起業してストレスフリーの自分の人生を歩んでください。
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