東京商工リサーチの調査によると
理容業、美容業の倒産が、過去30年で最多を記録した。
小資本で始められて、参入障壁がないので、店舗が乱立している状態で、
特に、都市部では競争が激しい状態が続いている。
全国的に見ても、コンビニよりも数が多い状態で
低価格チェーンの普及で、生き残り競争が激しくなっている。
広告サイトへの出稿やクーポンといった従来の集客手法ではもはや太刀打ちできない。
では、どうやってレッドオーシャンを生き残るべきか。
原点に戻ってビジネスモデルの見直しをしよう
過当競争になって競争が厳しくなると、
奇抜な集客や小手先のテクニックに走りがちだが、
もう一度、原点に戻ってビジネスモデルを見直すべきだ。
競争が激化すると、集客しにくくなるので
何でもやる、誰もが対象ということで、
何でもアリの経営に陥りがちになるが、絶対それをやってはダメだ。
他店との差別化がはかれなくなる。
お客から選ばれるには、お客を選ぶこと。つまり、ターゲットを絞ることが大事。
そうすることで、注力すべき対象が明確になる。
こういった人にお役に立ちたいということをアピールできるようになる。
そうなれば、自然とお客から選ばれる。そして、競争優位性を確立できるようになる。
オシャレな美容室に対して差別化する方法
街には、オシャレな美容室で溢れている。
オシャレな美容室は、店内がデザインされていて、接客も丁寧。
かつ、立地がいいので、高額設定だ。気軽に行けるお店ではない。
そういったオシャレな美容室と差別化をはかるには、
高齢者や中年の女性を対象に、普段の生活圏内にある空き店舗で起業する。
オシャレ過ぎない店舗なので、気軽にコンビニ感覚で立ち寄ることができる。
値段も安くおさえて、前髪カットやカラーができるお店であれば
従来のオシャレな美容室に対して差別化ができる。
最高にリフレッシュできる理容店
普段、わたしが行っている理容店は、お客がカットの注文するのは御法度だ。
お店のご主人がお客に合う髪型を勝手に決めるシステムになっている。
入店して、椅子に座れば、自動でカットしてくれて、
眉カットやネイル、スキャルプ、全身マッサージなど全部してくれる。
気持ちがいいので、途中で寝てしまうが、気づいたらきれいにカットされていて
かつ、全身マッサージまで終わっているので、最高にリフレッシュできる。
価格は1万1000円と高いが、人気があって予約困難な状態だ。
ターゲットは、疲れているビジネスマンで、リフレッシュを求めている人。
新宿のオフィス街にあるので、立地もマッチしている。
まとめ
理容業、美容業は、店舗が乱立していて、どの業界よりも競争が激しい。
が、戦略の基本であるターゲットの設定、
ターゲットとコンセプト、サービスの一貫性をやっているお店は少ないのが現状だ。
厳しい競争のなかでも、やるべきことはまだまだある。
まずは、原点に戻ってビジネスモデルを見直してみよう。
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